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作品情報

蛇の穴

◇基本データ

タイトル蛇の穴

原題The Snake Pit

公開年1950年

製作国アメリカ

配給セントラル

◇スタッフ

監督 アナトール・リトヴァク (Anatole Litvak)  

製作 アナトール・リトヴァク (Anatole Litvak)   ロバート・バスラー (Robert Bassler)  

原作 メアリー・ジェーン・ウォード (Mary Jane Ward)  

脚本 フランク・パートス (Frank Partos)   ミレン・ブランド (Millen Brand)  

撮影 レオ・トーヴァー (Leo Tover)  

音楽 アルフレッド・ニューマン (Alfred Newman)  

◇キャスト

俳優名役名

オリヴィア・デ・ハヴィランド (Olivia de Havilland)Virginia_Cunningham

マーク・スティーヴンス (Mark Stevens)Robert_Cunningham

レオ・ゲン (Leo Genn)Dr._Kik

セレステ・ホルム (Celeste Holm)Grace

グレン・ランガン (Glenn Langan)Dr._Tery

ヘレン・クレイグ (Helen Craig)Miss_Davis

リーフ・エリクソン (Leif Erickson)Gordon

ビューラ・ボンディ (Beulah Bondi)Mrs._Greer

リー・パトリック (Lee Patrick)Asylum_Inmate

Howard Freeman (Howard Freeman)Dr._Curtis

ナタリー・シェーファー (Natalie Schafer)Mrs._Stuart

ルース・ドネリー (Ruth Donnelly)Ruth

キャサリン・ロック (Katherine Locke)Margaret

フランク・コンロイ (Frank Conroy)Dr._Gifford

ミナ・ゴンベル (Minna Gombell)Miss_Hart

ローラ・リー・ミッシェル (Lora Lee Michel)Virginia_(Age_6)

Damian O'Flynn (Damian O'Flynn)Mr.Stuart

◇解説

「私は殺される」「栄光の都」のアナトール・リトヴァクが製作・監督した野心作で、メアリー・ジェーン・ウォードの自伝小説の映画化である。脚本は「愛のあけぼの」のフランク・パートスとミレン・ブランドが共同執筆した。撮影は「淑女と拳骨」のレオ・トーヴァーで、音楽はアルフレッド・ニューマンが作曲した。なお製作にはリトヴァークにロバート・バスラーが共同している。主演は「遥かなる我が子」「暗い鏡」のオリヴィア・デ・ハヴィランドで新人マーク・スティーヴンス、「青の恐怖」「ヘンリー五世」のレオ・ゲン、「紳士協定」でアカデミー助演賞を得たセレステ・ホルムが共演するほか、グレン・ランガン、ヘレン・クレイグ、ビューラ・ボンディ、リーフ・エリクソン、リー・パトリック等が助演している。

◇ストーリー※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ロバート・カニンガムはジュニア・ヒルス精神病院に、ドクトル・キックを訪ねて、入院している妻ヴァジニアと面会させてもらった。美しかった彼女の顔は石の様に無表情で、ロバートを忘れているばかりか、凡ての記憶を失い、自分がカニンガム夫人であることも知らない。ヴァジニアを病室へ帰すとロバートはキックに、結婚前後の詳しい話をした。彼がはじめてヴァジニアに会ったのは、彼の勤め先のシカゴの出版会社であった。彼女は原稿を売りに来たのであった。それから交際するうちに、ロバートは彼女を愛する様になったが、急に彼女は姿を消してしまった。それから6カ月後、ロバートは、ニューヨークで偶然ヴァジニアに再会した。そして親交を新たにした彼は結婚を申し込み、なぜか余り乗り気でない彼女と結婚して数日後、ロバートは新妻が発狂しているのに驚いたのであった。キックはそれだけの話では原因が分らないと云い、電撃療法を施すのに彼の同意を求めた。数回の施療でヴァジニアはようやくキックを信頼するようになったが、自分が結婚していることはなお思い出せず、何かしら過去に恐怖を抱いているらしかった。忍耐強いキックの努力で、幼児のショックが精神錯乱の遠因であることが分った。かくて表面的に小康を得たのを見るとロバートは、退院試験を彼女に受けさせるよう頼んだので、キックは時期尚早とは知りつつ受験させた。果してテストを受けるとヴァジニアは烈しい恐怖に捕われ、再び発狂してしまった。キックは再び治療を初めからやりなおさねばならなかった。彼の誠意と努力により殆ど正常に戻ったヴァジニアは、キックに対する信頼から、1歩進んで愛情を捧げるに至った。キックを慕っている看護婦デーヴィスは嫉妬のあまり、キックの外出中、少しく精神異状を呈したヴァジニアを33号室に放り込んだ。それは俗に蛇の穴と呼ばれる凶暴患者の雑居病室である。周囲の狂態を眺めて、反射的にヴァジニアは自己を取り戻すことができた。過去も、ロバート・カニンガムと結婚していることも、キックの診療で回復したことも、薄紙をはがすように明瞭となった。退院テストにも難なくパスした。ロバートに迎えられて退院する日、ヴァジニアはキックに礼をのべた。なおったことがよく分りますのよ、私はもう先生を愛していないんですもの。

(c) キネマ旬報社
(c) Variety Japan

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