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作品情報

黄昏に燃えて

◇基本データ

タイトル黄昏に燃えて

原題Ironweed

公開年1988年

製作国アメリカ

配給日本ヘラルド映画配給

◇スタッフ

監督 ヘクトール・バベンコ (Hector Babenco)  

製作 キース・バリッシュ (Keith Barish)   マーシャ・ナサティア (Marcia Nasatir)  

製作総指揮 Joseph H. Kanter (Joseph H. Kanter)   Denis Blouin (Denis Blouin)  

原案 ウィリアム・ケネディ (William Kennedy)  

脚本 ウィリアム・ケネディ (William Kennedy)  

撮影 ラウロ・エスコレル (Lauro Escorel)  

音楽 ジョン・モリス (John Morris)  

美術 ロバート・ゲラ (Robert Guerra)  

字幕 戸田奈津子 (Natsuko Toda)  

◇キャスト

俳優名役名

ジャック・ニコルソン (Jack Nicholson)Francis_Phelan

メリル・ストリープ (Meryl Streep)Helen_Archer

キャロル・ベイカー (Carroll Baker)Annie

マイケル・オキーフ (Michael O'Keefe)Billy

フレッド・グウィン (Fred Gwynne)Oskafr_Reo

トム・ウェイツ (Tom Waits)Rudy

◇解説

大恐慌時代のニューヨークを舞台に、落ちぶれた元野球選手の男と元ラジオ歌手の女の愛と性を描く。製作はキース・バリッシュとマーシャ・ナサティア。84年ピュリッツァー賞に輝いたウィリアム・ケネディの同名タイトルの小説を彼自身が脚本を担当して映画化。監督は「蜘蛛女のキス」のヘクトール・バベンコ。撮影はラウロ・エスコレル、音楽はジョン・モリス、美術はロバート・ゲラが担当。出演は「イーストウィックの魔女たち」のジャック・ニコルソン、「心みだれて」のメリル・ストリープ、「スター80」のキャロル・ベイカー、「ダウン・バイ・ロー」のトム・ウェイツほか。

◇ストーリー※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

1938年10月、ニューヨーク州都オールバニー。宿無しのフランシス・フェラン(ジャック・ニコルソン)は寒さで目を覚ました。彼は相棒のルンペン、ルディー(トム・ウェイツ)とセント・アグネス共同墓地へ墓掘りの日雇い仕事に出かけた。そこにはフェラン一族の墓があり、フランシスの子供ジェラルドもその中に眠っていた。22年前のある日、フランシスが酔って帰って寝ているジェラルドをあやしていた時、誤って床に落とし殺してしまったのだ。以来フランシスは妻や他の子供を捨て放浪者として生きてきたのだが、それには1901年、当時ワシントン・セネタースの名三塁手として鳴らしていた頃、スト破りの路面電車の車掌に石を投げつけ殺してしまった事件も影響していた。以来彼には死者たちが生者のようにつきまとっていた。フランシスには今、ここ9年間にわたって一緒にいるヘレン(メリル・ストリープ)という女がいた。一時はニューヨークでラジオのピアノ歌手として歌っていたこともあるが、いつの間にか酒に溺れ身を落としていた。そんな2人だが、フランシスは屑屋の手伝いをしているうちに置き去りにした妻と子供たちのいる家に行くことを決め、ヘレンは楽器店に入りピアノを弾くことによって、捨てたはずなのに捨てきれなかった過去と対面した。七面鳥をみやげに突然家に戻ったフランシスを、妻のアニー(キャロル・ベイカー)はなじるでもなく責めるでもなく受け入れた。その日、フランシスは初めて孫のダニーにも会う。ダニーの部屋も見せてもらった。それは広々として朝日のあたるいい部屋だった。一方ヘレンは、教会で拾ったお金で自分とフランシスの荷物が預けてあるパンボロー・ホテルに行き思い出の部屋をとった。入浴し髪を洗い、昔のように美しい服を着て髪を梳きながらベートーヴェンの第9楽章のレコードをかけていたが、腹部にできていた腫瘍が痛みだし、ゆっくりと床の上に倒れてしまった。懐かしいがもはや自分の属するところでない家庭を出たフランシスは、ヘレンを探し回っているうちルディたちのキャンプヘ向かう。その時街の自警団の連中がバットを持って浮浪者狩りにやって来て、キャンプに火がつけられる。さらに、ルディが頭を殴られ、血まみれの彼を抱えてフランシスは病院に向かうがもはや彼は息絶えていた。病院を出たフランシスはパンボロー・ホテルヘ行くが、そこでもヘレンの安らかな死に顔を見つけるだけであった。フランシスは1人、街を出ていく夜汽車に乗る。彼の眼前に浮かぶのはアニーの幻であり、そしてダニーのあの陽のあたる部屋であった。

(c) キネマ旬報社
(c) Variety Japan

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