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作品情報

ジョー

◇基本データ

タイトルジョー

原題Joe

公開年1971年

製作国アメリカ

配給松竹映配配給

◇スタッフ

監督 ジョン・G・アヴィルドセン (John G. Avildsen)  

製作 デイヴィッド・ギル (David Gill)  

脚本 ノーマン・ウェクスラー (Norman Wexler)  

撮影 ジョン・G・アヴィルドセン (John G. Avildsen)  

音楽 ボビー・スコット (Bobby Scott)  

編集 ジョージ・T・ノリス (George T. Norris)  

字幕 清水俊二 (Shunji Shimizu)  

◇キャスト

俳優名役名

ピーター・ボイル (Peter Boyle)Joe

デニス・パトリック (Dennis Patrick)Bill

スーザン・サランドン (Susan Sarandon)Melissa

パトリック・マックダーモット (Patrick McDermott)Frank

◇解説

ドラッグ・カルチュア(麻薬文化)に蝕まれている現代アメリカの若者たちと、戦争体験をもつ旧世代との、決して埋めることのできない溝を鋭く捉えた作品。製作はデイヴィッド・ギル、監督・撮影はジョン・G・アヴィルドセン、脚本はノーマン・ウェクスラー、音楽はボビー・スコット、編集はジョージ・T・ノリスがそれぞれ担当。出演は「アメリカを斬る」のピーター・ボイル、「屋根の上の赤ちゃん」のデニス・パトリック、スーザン・サランドン、パトリック・マックダーモットなど。

◇ストーリー※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ニューヨークのダウンタウンで、麻薬の密売人フランク(パトリック・マクダーモット)と同棲していたメリッサ(スーザン・サランドン)は、麻薬で昂揚した身体を押さえ切れず、スーパー・マーケットの商品棚を破壊して警察の厄介になってしまった。メリッサの父ビル・コンプトン(デニス・パトリック)は有名な広告代理店の重役である。警察からの通報で娘の入院を知り、彼女の衣服をとりに彼女のアパートを訪ね、そこで逢ったフランクに、娘を堕落させた張本人として激しい怒りを覚え、口論の末、誤って殺してしまった。興奮を鎮めるためにバーに立ち寄ったコンプトンは、そこでジョー(ピーター・ボイル)に会った。ジョーは沖縄激戦の勇士で、魂を失ったような現代の若者たちに激しい憤りをおぼえ、「ヒッピーどもをぶち殺せ!」と叫び出した。その言葉を聞いて、「俺は今その害虫を1人殺してきた」とつい口走ってしまって、一瞬狼狽したコンプトンは、「今のは冗談だよ」と誤魔化したが、ジョーに名前を覚えられてしまった。事件は発覚し、捜査が開始されて数日後、コンプトンのところにジョーから電話がかかった。ジョーの目的は意外に、社会主義の実行者コンプトンとの親交であった。こうして上流階級者コンプトンと、一介の労働者ジョーとの奇妙な友人関係が始まった。メリッサは愛人フランクの死を知り、絶望して行方不明となってしまった。コンプトンとジョーはメリッサを求めて彷徨し、2人はグリニッチ・ビレジのヒッピーのたまり場に行き着いた。香をたいた臭いに引き込まれるように麻薬を試してみた2人の前に、桃源郷をさまよう全裸の女が現われ、ジョーは恍惚の世界に入り込んでいった。若い柔肌に魅きつけられている間に、2人の財布がヒッピーたちに盗まれてしまった。怒ったジョーは、ヒッピーたちの隠れ家をつきとめ、いきなり銃の引き金を引いた。追いついたコンプトンは、目の前の殺戮に一瞬呆然となったが、ジョーにけしかけられると、狂ったように銃を射ち始めた。しかしその瞬間、コンプトンの見たものは、血しぶきを放って倒れる娘メリッサの身体であった。思わぬ運命の皮肉に、コンプトンとジョーはただ呆然と突っ立っていた。

(c) キネマ旬報社
(c) Variety Japan

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