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作品情報

村の写真集

◇基本データ

タイトル村の写真集

公開年2005年

製作国日本

配給ビデオプランニング

◇スタッフ

監督 三原光尋 (ミハラミツヒロ)  

製作 高原健二 (タカハラケンジ)   中川滋弘 (ナカガワシゲヒロ)   多井久晃 (タイヒサアキ)   近藤守 (コンドウマモル)   三木和史 (ミキカズシ)  

プロデューサー 三木和史 (ミキカズシ)  

脚本 三原光尋 (ミハラミツヒロ)  

撮影 本田茂 (ホンダシゲル)  

音楽 小椋佳 (オグラケイ)  

美術 須坂文昭 (スサカフミアキ)  

編集 宮島竜治 (ミヤジマリュウジ)  

録音 鶴巻仁 (ツルマキヒトシ)  

その他 立木義浩 (タチキヨシヒロ)  

照明 高坂俊秀 (タカサカトシヒデ)  

◇キャスト

俳優名役名

藤竜也 (フジタツヤ)高橋研一

海東健 (カイトウケン)高橋孝

宮地真緒 (ミヤジマオ)高橋香夏

甲本雅裕 (コウモトマサヒロ)野原正浩

ペース・ウー (ペースウー)チン・リン

眞島秀和 (マシマヒデカズ)表記なし

桜むつ子 (サクラムツコ)山本のおばあちゃん

吹石一恵 (フキイシカズエ)小学校分校の水沢先生

大杉漣 (オオスギレン)植田進

原田知世 (ハラダトモヨ)高橋紀子

◇解説

美しい自然が今なお豊かに残る徳島県の山間部を舞台に、一軒の古い写真屋の家族を通して、人と人との絆を描く感動の物語。監督は、脚本も手がけた三原光尋。頑固一徹の写真屋である高橋研一役に、「愛のコリーダ」の名優・藤竜也、孝役には「海猿」の海東健が起用され、反発し合う父子の微妙な関係を演じ合う。さらに徳島出身の俳優・大杉漣らを迎え、複雑に交錯する人の思いを豊かに表現。写真は、徳島県出身の写真家、立木義浩が監修している。

◇ストーリー※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

近い将来、ダムの底に沈むことになった徳島県・花谷村。その村に、開店休業状態の古い写真店があった。店主の研一(藤竜也)は、昔気質の頑固者。妻はすでに亡くなり、次女の香夏(宮地真緒)とふたりで暮らしていた。長男の孝(海東健)は研一に反発し、東京で見習いカメラマンとして一人暮らし。長女の紀子(原田知世)もまた、数年前に家を出たまま長く消息がなかった。ある日、孝のアパートの留守番電話に残されたメッセージ、それが物語の始まりだった。消えていく村の美しさを、永遠に残したい。そう考えた村役場の野原が、孝と研一に、村のすべての家族写真を撮影し、「村の写真集」をつくることを依頼したのだ。恋人・リン(ペース・ウー)の勧めもあり、孝はしぶしぶ誘いを受ける。大自然の懐に抱かれた村を、父子は一軒一軒自らの足だけで回り、撮影をこなしていく。しかし、そこにはやはり深い溝があり、歩くふたりの影が重なることはなかった。緑濃き山間の険しい道を、黙々と歩く父。その背中を追う息子。父子の葛藤…、その中で撮影は続く。戦争で息子を失い、ひとり山に住む老婆。過疎の村で明るくたくましく働く人々。美しい山や川を生命力いっぱいに駆け回る子供たち。孝は村のさまざまな風景や人々、幼少期を共に過ごした旧友たちと出逢いながら、しだいに何かに気づき始めていた。そんなとき、研一が病に倒れる。体調が悪いことを隠して、撮影を続けていたのだ。孝は、研一が余命いくばくもないことを告げられる。臥した父に代わり、残された写真を撮る決意をする孝。しかし、どれほどシャッターを押しても、父のような生き生きとした写真はどうしても撮ることができない。落胆する孝に、研一の友人・進(大杉漣)が語りかける。「あいつは、東京に出ていったお前のことをごっつう喜んどったで。すごいやっちゃと。ほんなあいつに写真を教えたんは、この俺やと自慢しとった」。頑固な父の愛に気づき、孝は涙が止まらない。孝は最後の写真を、やはり父に撮らせようと研一を背負い、山道を一歩一歩と登り始める。

(c) キネマ旬報社
(c) Variety Japan

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