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作品情報

パープル・バタフライ

◇基本データ

タイトルパープル・バタフライ

原題紫胡蝶 Purple Butterfly

公開年2005年

製作国中国=フランス

配給アスミック・エース

◇スタッフ

監督 ロウ・イエ (Lou Ye)  

製作 シュ・ヨンデ (Zhu Yongde)  

製作総指揮 ズオ・ウー (Zhuo Wu)   ワン・ウェイ (Wang Wei)   ジャン=ルイ・ピエール (Jean-Louis Piel)   ヴィンセント・マラヴァル (Vincent Maraval)   アライン・デ・ラ・マータ (Alain de la Mata)  

脚本 ロウ・イエ (Lou Ye)  

撮影 ワン・ユー (Wang Wu)  

音楽 ジョージ・レンバーグ (Jorg Lemberg)  

美術 リュウ・ウェイシン (Liu Weixin)  

その他 ルー・ジャージン (Lu Jiajin)  

◇キャスト

俳優名役名

チャン・ツィイー (Zhang Ziyi)Ding Hui

仲村トオル (ナカムラトオル)Itami

リィウ・イエ (Liu Ye)Szeto

フェン・ヤンチャン (Feng Yuanzheng)Xie Ming

リー・ビンビン (Lee Bingbing)Yiling

◇解説

1930年代初頭の激動の上海を舞台に、歴史の波に翻弄される一組の男女の切ない運命を描いた本格的ラブ・サスペンス。2003年第56回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、高い評価を受けている。主演は超大作「SAYURI」が控える、アジアが誇る女優チャン・ツィイー。監督は「ふたりの人魚」でロッテルダム映画祭グランプリを獲得したロウ・イエ。

◇ストーリー※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

1928年、満州。楽しい時を過ごす恋人たちの瞳に、ふとよぎる翳り。男の名は伊丹(仲村トオル)。南満州鉄道会社の通訳として働く父に従い、この地で育った日本人だ。まだ少女のようなあどけなさが残る愛らしい顔立ちの女の名は、シンシア(チャン・ツィイー)。日中関係の緊張が高まるなかで、彼女の兄は地下活動に身を投じていた。ついにシンシアが怖れていた日がやって来た。伊丹が日本軍に召集されたのだ。旅立つ駅のホームで、約束の時間になっても現れないシンシアを捜す伊丹。シンシアは行き交う人の影から、泣きながら伊丹を見送るのだった。そんな彼女にさらなる悲しみが襲いかかる。目の前で、兄が日本の愛国主義者に暗殺されたのだ。1931年、上海。楽しい時を過ごす恋人たちの瞳には、何の翳りもなかった。まだ、この時は。永遠の愛を誓い合ったスードゥー(リィウ・イェ)とイーリン(リー・ビンビン)は、日本軍によって占領された街を席巻する激しい抗議運動よりも、2人の未来だけが気がかりだった。ある日、イーリンは仕事で上海を離れていたスードゥーを迎えるために駅へ向かっていた。スードゥーが誤って、隣席の男の蝶のブローチが付いた上着を着てホームに降り立った時から、運命の歯車が狂い始めた。男はテロ組織“パープル・バタフライ”が、日本軍諜報機関の最高責任者・山本を暗殺するために雇った殺し屋だったのだ。すでにその情報を握って待ち伏せしていた諜報機関と、スードゥーと接触しようとするパープル・バタフライの間で、たちまち激しい武力衝突が勃発する。ためらいなく銃を抜き、激しく撃ち合う一団の中にはシンシアの姿が。彼女はディンホエと名前を変え、表向きの職業を転々としながら、パープル・バタフライの主要メンバーというもう1つの顔を持っていたのだ。銃撃戦に巻き込まれ、スードゥーの目前で絶命するイーリン。最愛の人を亡くして絶望するスードゥーの不運はそれだけでは終わらなかった。諜報機関から疑われ、パープル・バタフライからもマークされてしまったのだ。しかもスードゥーは、イーリンの死に関わるディンホエに反発しながらも惹かれ始めていた。ちょうどその頃、上海の雑踏の中に伊丹の姿があった。満州から東京に帰国して訓練を受けた伊丹は、満州事変勃発後に上海の陸軍秘密諜報部員となり、山本の下で活動していたのだ。ディンホエと伊丹の過去を知る組織のトップ、シエ・ミン(フェン・ヤンチェン)は、彼女に伊丹に近付くよう指示する。ディンホエに想いを寄せるシエ・ミンにとって、それは決して心穏やかな指令ではなかった。ディンホエとの再会を心から喜ぶ伊丹。前よりも一層深い愛で結ばれたかのように見えた恋人たちは、しかし、もう昔の2人ではなかった。ディンホエと伊丹は、互いにもう1つの顔を隠したまま、愛と使命の間で揺れ動いていた。そんな中、ついにパープル・バタフライは山本暗殺決行の日を決める。果たしてディンホエと伊丹の愛の行方は?

(c) キネマ旬報社
(c) Variety Japan

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