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作品情報

コンドル(1975)

◇基本データ

タイトルコンドル(1975)

原題Three Days of the Condor

公開年1975年

製作国アメリカ

配給東宝東和配給

◇スタッフ

監督 シドニー・ポラック (Sydney Pollack)  

製作 スタンリー・シュナイダー (Stanley Schneider)  

原作 ジェームズ・グレーディ (James Grandy)  

脚本 ロレンツォ・センプル・ジュニア (Lorenzo Semple Jr.)   デイヴィッド・レイフィール (David Rayfiel)  

撮影 オーウェン・ロイズマン (Owen Roizman)  

音楽 デーヴ・グルーシン (Dave Grusin)  

◇キャスト

俳優名役名

ロバート・レッドフォード (Robert Redford)Turner

フェイ・ダナウェイ (Faye Dunaway)Kathy

クリフ・ロバートソン (Cliff Robertson)Higgins

マックス・フォン・シドー (Max Von Sydow)Joubert

ジョン・ハウスマン (John Houseman)Mr.Wabash

アディソン・パウェル (Addison Powell)Atwood

◇解説

巨大な情報組織CIA(アメリカ中央情報局)の末端組織が何者かに潰滅させられたことから起こるスパイ同志の暗躍戦を描く。製作はスタンリー・シュナイダー。監督は「ザ・ヤクザ」のシドニー・ポラック、ジェームズ・グレーディの小説「コンドルの六日間」をロレンゾ・センプル・ジュニアとデイヴィッド・レイフィールが脚本化、撮影はオーウェン・ロイズマン、音楽はデーヴ・グルーシンが各々担当。出演はロバート・レッドフォード、フェイ・ダナウェイ、クリフ・ロバートソン、マックス・フォン・シドー、ジョン・ハウスマン、アディソン・パウェル、マイケル・ケインなど。日本語版監修は清水俊二。イーストマンカラー、シネマスコープ。1975年作品。

◇ストーリー※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

クリスマス・シーズンで賑わうニューヨーク。いつも朝のようにターナー(ロバー ト・レッド・フォード)は、いつものように愛車のオートバイを駆ってアメリカ文学史協会に出社した。このアメリカ文学史協会とは、実はCIA(アメリカ中央情報局)の下部組織で、情報部17課第9班の名称を持つ末端の秘密情報機関なのであった。CIA情報部員としてのターナーの任務は、別名“読み屋”と呼ばれ、ラップ博士ら8名のスタッフと共に世界中から収集されたミステリー関係の小説・雑誌類を解読し、コンピューターに入れることであった。昼食後、ターナーはスタッフの昼食の買出しのためにこっそり出ていった。午前11時30分、突然アメリカ文学史協会に3人の男が乱入し、マシン・ガンでスタッフを皆殺しにした。ターナーが戻ったときは、同僚の残惨死体だけが残され、3人の男の姿はなかった。ターナーは表に走り、公衆電話から自分のコードネーム“コンドル”を名乗り、CIAのパニック・センターを呼んだ。報告を受けたCIAでは、ニューヨーク支部長ヒギンズ(クリフ・ロバートソン)が調査にあたることになり、指定した場所にターナーの友人サムとワシントンの情報部17課ウィクスも同行することになった。やがて指定された劇場裏の路地にやってきたターナーはサムを確認したが、そのときウィクスがターナーめがけて発砲した。ターナーは無我夢中で護身用の45口径の引き金をひいた。弾はウィクスの右脚に命中したが、彼は倒れながらも“目撃者”サムを射殺した。ターナーは何がなんだか分からないまま、逃げた。さらにその日欠勤していたハイデッガーのアパートを訪ねたが、ハイデッガーも殺されていた。ターナーの頭は、ますます混乱するが、とにかくどこか、安全な場所に身を隠さなければならない。仲間だったCIAも既に信じられないとなれば自分の力で自分を守らなければならない。彼は通りすがりのキャシー(フェイ・ダナウェイ)という写真家をピストルでおどすと、とりあえず彼女のアパートに身を隠すことにした。その頃、ワシントンではCIAの幹部会議が招集されていた。作戦部長ワバシュ(ジョン・ハウスマン)、副部長アトウッド(アディソン・パウェル)らがニューヨークから呼びよせたヒギンズから事情聴取していた。“読み屋”と呼ばれる末端の組織にすぎないアメリカ文学史協会がなぜ狙われたのか? 生き残った逃亡中のターナーをいかにして拾うか? その夜、アトウッドは協会襲撃のリーダーだったフリーの殺し屋ジョベア(マックス・フォン・シドー)とひそかに会い、負傷したウィクスとコンドルを消すことを命令した。事件は謎に充ちていた。翌朝、ひとりの郵便配達がキャシーのアパートにやってきて、言葉巧みに部屋に入り、ターナーを襲った。男はジョベアの仲間で、協会を襲った3人のうちの一人だった。一方、CIA本部ではワバシュ部長とヒギンズも事件を洗いなおし、やがて彼らはジョベアとウィクスの関係も発見した。殺し屋がもっていた一枚のメモからようやく事件の糸口をつかみだしていたターナーも単身ワシントン郊外のアトウッドの邸宅にのりこんだ。彼の推察どうり、アトウッドたちは石油原産国での仮想石油戦争を立案し、CIA本部には独断で自分たちの計画を実現しようとひそかにその機会を狙っていたのである。ところが、ターナーがCIA本部に書き送った質問状が、この秘密計画の実現をさまたげる内容だったため、無残にも彼の同僚は皆殺しにあったのである。ターナーがアウトウッドにピストルを向けると、ジョベアが現れた。絶対絶命だった。しかし、何を思ったかジョベアはアウトウッドを射殺した。彼は驚くターナーに、この殺しがヒギンズからの依頼であることを告げる。ニューヨークに戻ったターナーは、ヒギンズを呼び出し、事件の一部始終をニューヨーク・タイムスに知らせたことを告げた。それは、突然、恐ろしい事件の渦中にほうり込まれ、仲間を失い、巨大な見えざる敵との闘いに追い込まれたターナーの、CIAに対するせめてもの抵抗だった。(東宝東和配給*1時間57分)

(c) キネマ旬報社
(c) Variety Japan

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