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作品情報

さゞなみ

◇基本データ

タイトルさゞなみ

原題さゞなみ

公開年2002年

製作国日本

配給ザナドゥー

◇スタッフ

監督 長尾直樹   

製作 豊忠雄 (ユタカタダオ)   篠崎安雄 (シノザキヤスオ)   安永義郎 (ヤスナガヨシロウ)   濱崎正信 (ハマザキマサノブ)   慶田敏紀   

プロデューサー 安村重幸 (ヤスムラシゲユキ)   岡本東郎 (オカモトハルオ)   山崎康史 (ヤマザキコウジ)   古賀宗岳   

原案 中山加奈子 (ナカヤマカナコ)  

脚本 長尾直樹   

撮影 藤井保    松島孝助 (マツシマコウスケ)  

音楽監督 岸谷香   

美術 福澤裕二 (フクザワユウジ)  

編集 長尾直樹   

録音 木村瑛二 (キムラエイジ)  

その他 保坂和志 (ホサカカズシ)   葛西薫 (カサイカオル)  

照明 横道将昭 (コトミチマサアキ)  

◇キャスト

俳優名役名

唯野未歩子 (タダノミアコ)夏井稲子

豊川悦司 (トヨカワエツシ)玉水龍男

松坂慶子 (マツザカケイコ)夏井澄江

岸部一徳 (キシベイットク)尾花先生

きたろう (キタロウ)三益修平

天光眞弓 (テンコウマユミ)三益貞子

岩間謙二 (イワマケンジ)玉水暁

高橋幹夫 (タカハシミキオ)奥津館主人

玉置こまゑ 凌雲閣女将

◇解説

死んだはずの父親から届いた手紙をきっかけに、母と娘のそれぞれの恋のかたちを描いた静謐なラブストーリー。監督・脚本・編集は「鉄塔武蔵野線」で文化庁優秀映画作品賞を受賞した長尾直樹。撮影は写真家としても活躍する藤井保。美術設計はアートディレクターの葛西薫。台詞協力に芥川賞作家の保坂和志が参加している。出演は「パルコフィクション」の唯野未歩子、「命」の豊川悦司、「カタクリ家の幸福」の松坂慶子、「真夜中まで」の岸部一徳。「写真美術館で観る映画シリーズ」のVol.1 作品。

◇ストーリー※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

温泉地として知られる山形県米沢市。市の職員として水質検査に携わる稲子(唯野未歩子)は、奥津館の源泉調査に赴き、そこで温泉についてまかされているという便利屋の男・玉水(豊川悦司)と出会う。稲子の母・澄江(松坂慶子)は、和歌山県太地町でカメラ店をひとりで経営しており、夫は17年前に海の向こうに渡っていった。噂では、ブラジルで女と暮らしているらしい。稲子は母から、父は海難事故で亡くなったと聞かされていた。ある日、山形で暮らす叔母夫婦(天光眞弓・きたろう)の元に、サンパウロの日本人会から出された澄江の夫からの手紙が届く。それを電話で伝えられ、穏やかだった澄江の心がかすかに揺れ動く。奥津館で稲子は、幼少の頃の出来事がきっかけで、今でもたまに音が聞こえなくなることを玉水に打ち明ける。そんな稲子を玉水は無言でそっと抱きしめる。いつしか彼に惹かれはじめた稲子は、意を決して玉水のアパートを訪ねる。しかし彼は破産して妻に逃げられた過去があり、幼い息子・暁がいることが判る。暁の存在に動揺しつつも、稲子は料理を作り、3人は言葉少なに食事をする。数日後、玉水は市役所を訪れ、墓参りの代行で仙台に行くので一緒に行かないかと稲子を誘う。だが、死んだ父を想いつづける母を見ていて恋愛に臆病になってしまった稲子は、応えることができない。やがて、お盆で帰省する稲子は新幹線で奥津館の主人と偶然出会い、玉水が町を去ることを知らされる。帰省中、稲子と澄江は家族の思い出の地・凌雲峡へ出かける。そこで澄江は旅館の女将から、夫が以前愛用していた水枕を渡される。それを懐かしみ、部屋でひとり涙を流す澄江。実は数日前、電話で夫の死を知らされていたのだった。澄江の泣く姿を見て、母の父への想いの深さを改めて感じる稲子。その夜玉水に電報を打った稲子は、翌朝山形に帰り、玉水のもとへ向かうのだった。

(c) キネマ旬報社
(c) Variety Japan

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