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作品情報

チンパオ 陳宝的故事

◇基本データ

タイトルチンパオ 陳宝的故事

公開年1999年

製作国日本

配給スペース映像=全国映画センター=共同映画配給

◇スタッフ

監督 中田新一 (ナカダシンイチ)  

製作 瀬戸義昭 (セトヨシアキ)   鄭全剛 (テイゼンゴウ)   中田新一 (ナカダシンイチ)  

プロデューサー 遠藤雅也 (エンドウマサヤ)  

原作 黒薮次男 (クロヤブツグオ)  

脚色 中田新一 (ナカダシンイチ)   叢者甲 (ソウシャコウ)   今泉俊昭 (イマイズミトシアキ)  

企画 上田精一 (ウエダセイイチ)   叢者甲 (ソウシャコウ)   椿豊   

撮影 楊焔凌 (ヨウエンリョウ)   謝礼建 (シャレイケン)   陳解城 (チンカイジョウ)  

音楽 石島正博 (イシジマ)  

美術 曾烈夫 (ソレツフ)   馬授奎 (マジュモク)  

編集 鍋島惇 (ナベシマジュン)  

衣装(デザイン) 川崎健二 (カワサキケンジ)  

録音 永峯康弘 (ナガミネヤスヒロ)   張偉 (チョウイ)  

その他 山本伊知郎 (ヤマモトイチロウ)   馬徳和    大高正大 (オオタカ)   磯部健 (イソベケン)   金井良祐 (カナイリョウスケ)   伊藤嘉宏 (イトウヨシヒロ)   船橋利一    林雅彦 (ハヤシマサヒコ)   谷川創平 (タニカワソウヘイ)   安見悟朗 (ヤスミゴロウ)   岡本博文 (オカモトヒロフミ)   李慶祥 (リケイショウ)   梁永明 (リョウエイメイ)   莫州保 (バクシュウホ)   卜易鈞 (ボクエキキン)   廉志偉 (レンシケツ)   王方媛 (オウセンエン)   楊海泉 (ヨウカイセン)  

照明 渡辺雄二 (ワタナベユウジ)   張清友 (チョウセイユウ)   陳順平 (チンジュンペイ)   楊云田 (ヨウウンデン)   段平 (ダンペイ)  

◇キャスト

俳優名役名

田村高廣 (タムラタカヒロ)相沢健

大浦龍宇一 (オオウラリュウイチ)相沢伍長

徐可心 (ジョカシン)陳宝

金山一彦 (カナヤマカズヒコ)堀軍曹

岩崎ひろみ (イワサキヒロミ)相沢静香

岩崎加根子 (イワサキカネコ)堀たえ

江藤潤 (エトウジュン)相沢智明

根岸季衣 (ネギシトシエ)相沢典子

草薙仁 (クサナギヒトシ)木戸中尉

岸端宏樹 (キシハタヒロキ)石川軍曹

元村悠 (モトムラユウ)武内少尉

福井敬之 (フクイトシユキ)福田兵長

家根本渉 岡本上等兵

伊藤博幸 (イトウヒロユキ)小島上等兵

白石智明 (シライシトモアキ)黒川上等兵

幹事米吾 (カンジベイゴ)米山一等兵

中館優也 (ナカダテユウヤ)今井一等兵

荒谷哲巨 (アラヤテツキョ)荒井一等兵

北里圭司 (キタサトケイジ)熊田一等兵

横山全人 (ヨコヤママサト)田中一等兵

安見悟朗 (ヤスミゴロウ)安永上等兵

◇解説

太平洋戦争末期、食料徴発と称し日本軍部隊に大切な子牛を略奪された中国人の幼い兄妹と、ひとりの日本人兵士の心の交流を描いたヒューマン・ドラマ。監督は「Pipi とべないホタル」の中田新一。実体験を基にした元小学校教諭・黒薮次男による児童文学を、中田新監督と叢者甲、「栄光へのシュプール 猪谷千春物語」の今泉俊昭が共同脚色。撮影を「宮澤賢治 その愛」の伊藤嘉宏が担当している。主演は、「秘祭」の田村高廣とその青年時代を演じた『天うらら』の大浦龍宇一。日中平和友好条約締結20周年記念企画、日中合作作品。

◇ストーリー※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

熊本に家族と暮らす76歳の相沢健。毎年恒例にしている戦争時代の上官・堀軍曹の墓参りで、実は堀が軍から名誉の戦死ではなく単なる死亡として扱われていたばかりか、遺骨や遺品が届かず堀家の墓にすら入っていないことを遺族に初めて聞かされ愕然となった彼は、堀軍曹の遺骨を探す為、かつての駐屯地である中国の桂林を訪れることを決意する。孫娘の静香を伴い、桂林に到着した相沢。彼の脳裡には忘れることの出来ない当時の想い出が鮮明に蘇ってくるのであった----。1945年、春。人民軍との戦闘で敗色の気配が漂う中、日本軍部隊は食料徴発と称して中国農民の家畜や穀物の略奪を度々繰り返していた。ある日、堀軍曹に率いられて向かった村で、若き相沢は一頭の子牛を手に入れることに成功する。ところが、その子牛を追いかけて陳宝(チン・パオ)と陳恵(チン・ホイ)の幼い兄妹が部隊についてきてしまう。両親を日本兵に殺されていた彼らにとって、子牛の壮壮(チュアンチュアン)は家族同然の存在。ふたりは、基地近くの洞窟で寝起きし子牛を気遣う生活を送るようになる。そんな陳宝たちが可哀想に思えて仕方がない相沢は、機転を利かし陳宝に子牛の世話をする役目を与えるが、その健気な様子に厳格な堀軍曹もいつしか同情の気持ちを寄せるようになっていた。ところが、最前線から退避してきた木戸中尉が子牛に目を付け、部下に調理を命令。そんな上官に、牛は自分たちが見つけた貴重な食料だと楯突いた堀は相沢に子牛を逃がすように命じ、お陰で子牛は陳宝たちと一緒に逃げることに成功するも、上官に逆らった罪で処刑されるのであった。堀の死は名誉の戦死として処理されることになった。だが、人民軍の攻撃の激化に伴い日本軍は退去を強いられ、相沢は堀の遺体を洞窟の中に置き去りにしてしまう----。相沢の帰国の日が来た。最後にもう一度、桂林の洞窟を訪れた彼は、そこで陳恵と再会する。陳恵によって、陳宝がその後日本軍によって射殺されたこと、堀軍曹の遺体を墓を作って葬ってくれたことを知らされた相沢は、彼女の案内で堀軍曹の墓に詣でると、そこに幼い陳宝から譲り受けた牛の鈴を供えるのであった。

(c) キネマ旬報社
(c) Variety Japan

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