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作品情報

エンド・オブ・バイオレンス

◇基本データ

タイトルエンド・オブ・バイオレンス

原題The End of Violence

公開年1998年

製作国フランス=ドイツ=イギリス

配給松竹富士配給

◇スタッフ

監督 ヴィム・ヴェンダース (Wim Wenders)  

製作 ディーパック・ネイヤー (Deepak Nayar)   ヴィム・ヴェンダース (Wim Wenders)   ニコラス・クライン (Nicholas Klein)  

原案 ヴィム・ヴェンダース (Wim Wenders)   ニコラス・クライン (Nicholas Klein)  

脚本 ニコラス・クライン (Nicholas Klein)  

撮影 パスカル・ラボー (Pascal Rabaud)  

音楽 ライ・クーダー (Ry Cooder)  

音楽監修 シャロン・ボイル (Sharon Boyle)  

美術 パトリシア・ノリス (Patricia Norris)  

編集 ペーター・プルツィゴッダ (Peter Przygodda)  

衣装(デザイン) パトリシア・ノリス (Patricia Norris)  

EP ジャン・フランソワ・フォンラプト (Jean Francois Fonlupt)   ウルリッヒ・フェルスベルク (Ulrich Felsberg)  

字幕 菊地浩司 (Koji Kikuchu)  

◇キャスト

俳優名役名

ビル・プルマン (Bill Pullman)Mike Max

アンディ・マクダウェル (Andy MacDowell)Paige Stockard

トレイシー・リンド (Traci Lind)Cat

ガブリエル・バーン (Gabriel Byrne)Ray Bering

ロザリンド・チャオ (Rosalind Chao)Claire

プルット・テイラー・ヴィンス (Pruitt Taylor Vince)Frank Cray

ジョン・ディール (John Diehl)Lowell Lewis

リチャード・カミングス (Richard Cummings)Tyler

ローレン・ディーン (Loren Dean)Doc' Dean Brock

フレデリック・フォレスト (Frederic Forrest)Ranger MacDermot

ウド・キアー (Udo Kier)Zoltan Kovacs

サミュエル・フラー (Samuel Fuller)Louis Bering

◇解説

「暴力を終焉させる」ことを目的に開発された謎めいた巨大な暴力を、ロサンジェルスを舞台にクールに描くサスペンス。監督は「リスボン物語」のヴィム・ヴェンダース。ヴェンダースとニコラス・クラインの原案を基に、クラインが脚本を執筆。製作はディーパック・メイヤーとヴェンダース、クライン。製作総指揮はジャン=フランソワ・フォンラプトと「リスボン物語」のウーリッヒ・フェルスベルグ。撮影は本作がデビューとなるパスカル・ラボー。音楽はヴェンダースとは「パリ、テキサス」(84)以来となる「ラストマン・スタンディング」のライ・クーダーがあたり、音楽監修はシャロン・ボイルがつとめ、ラテン・プレイボーイズらの曲が作品を彩る。美術・衣裳は「ロスト・ハイウェイ」のパトリシア・ノリス。編集はピーター・プルジゴッダ。出演は「ロスト・ハイウェイ」のビル・プルマン、「ショート・カッツ」のアンディ・マクドウェル、「ケロッグ博士」のトレイシー・リンド、「ユージュアル・サスペクツ」のガブリエル・バーン、「ハメット」「タッカー」のフレデリック・フォレスト、B級映画の名匠で97年死去した「サムバディ・トゥ・ラブ」のサミュエル・フラーほか。

◇ストーリー※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

マイク・マックス(ビル・プルマン)はバイオレンス映画で知られる敏腕プロデューサー。美しい海に面したマリブの豪邸からパソコンで秘書に指示を送って仕事をしている。彼の手がける「シーズ・オブ・バイオレンス」という映画の爆破シーンの撮影で、女性スタントのキャット(トレーシー・リンド)が頬に傷を負い入院する。マイクは彼女を病院に見舞うが、その真意は訴訟を起こされることを恐れたためで、彼女にもそれは見すかされていた。マイクの妻ペイジ(アンディ・マクダウェル)は、忙しすぎて会話もままならない夫に嫌気がさし、虚しい結婚生活に終止符を打とうとしていた。ある日、マイクは何者かに雇われたふたり組のチンピラに誘拐され、ひと気のないインターチェンジの高架下で殺されかける。一方、時を同じくして、FBIが極秘に実験を行っている都市の監視カメラがその光景を捉えていた。それは暴力犯罪を未然に防ぐための監視システムで、ロサンゼルス市のあらゆる場所に設置されたビデオカメラと観測衛星を結ぶものである。プログラムの設計者レイ・ベーリング(ガブリエル・バーン)は、無数のモニターのひとつでマイクと男たちの不審な場面を目撃していたのだ。しかしその映像は途中でFBI幹部からの中継に切り替わってしまう。ふたりのチンピラが首のない死体として発見されたのはその翌日で、マイクは消息を絶った。この事件の担当になった若い刑事ドク(ローレン・ディーン)は、キャットやペイジに聞き込みを開始する。死体の頭部の吹き飛ばされ方は尋常ではなく、何か巨大な謎が隠されているようなのだ。事件の翌日、自宅付近の草むらで発見されたマイクは、回復してももとの仕事に復帰することを拒み、庭師たちの仕事を手伝いながら暮らすようになる。マイクの失踪後、ペイジは夫の製作会社を自分のものにしようと動き始め、離婚と同時にすべてを手に入れる。キャットは事故をきっかけにスタントではない役を得て、新しい映画の撮影に入っていた。ドクは操作を進めるうちに次第にキャットに惹かれていく。レイは機密が漏れないよう言葉の通じないメキシコ人のメイドに身の回りの世話をさせ、老いた父(サミュエル・フラー)をいたわりながら暮らしているが、グリフィス・パーク天文台の内部に設置された監視装置の実験を続けるうちFBI上層部に疑問を感じ、観測衛星のカメラから失われた映像をダイレクトに再現することに成功する。そこに映し出されたのは、モニター上であるメカニズムが作動し、ふたりの男の頭を瞬時に吹き飛ばす映像だった。装置は単なる監視の域を超え、「暴力を終焉させる」ことを目指すものだったのだ。マイクは誘拐された理由として、以前自分のコンピューターに膨大な容量Eメールが届いていると秘書が言っていたことに思い当たる。送り主は、以前一度だけ会ったことのあるレイ・ベーリングだった。マイクは真相を突き止めるため、天文台のレイを訪ねる。だがEメールのことを問うや否や、たちまちレイはFBIに撃たれてしまう。危険を悟ったマイクは船に乗るが、レイのメイドであったメキシコ女とその娘も同じ船に乗っており、FBIは彼女を狙っていた。言葉が通じないからと雇われたのではあったが、彼女とレイとの間にはいつか温かい愛情が通っていて、機密が漏れた可能性が高いと思われたからだ。マイクと少女との束の間の心の交流。FBIもついに彼女らを撃つことはできなかった

(c) キネマ旬報社
(c) Variety Japan

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