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作品情報

うなぎ

◇基本データ

タイトルうなぎ

公開年1997年

製作国日本

配給松竹=松竹富士配給

◇スタッフ

監督 今村昌平 (イマムラショウヘイ)  

製作 奥山和由 (オクヤマカズヨシ)  

プロデューサー 飯野久 (イイノヒサ)  

原作 吉村昭 (ヨシムラアキラ)  

脚本 冨川元文 (トミカワモトフミ)   天願大介 (テンガンダイスケ)   今村昌平 (イマムラショウヘイ)  

企画 須崎一夫 (スザキカズオ)   成澤章    中川好久 (ナカガワヨシヒサ)  

撮影 小松原茂 (コマツバラシゲル)  

特殊メイク 松井祐一 (マツイユウイチ)  

音楽 池辺晋一郎 (イケベシンイチロウ)  

美術 稲垣尚夫 (イナガキヒサオ)  

編集 岡安肇 (オカヤスハジメ)  

衣装(デザイン) 松田一雄 (マツダカズオ)  

録音 紅谷愃一 (Kenichi Beniya)  

スクリプター 中田秀子 (ナカタヒデコ)  

スチール 笹田和俊   

音響効果 斎藤昌利 (サイトウマサトシ)   北田雅也 (キタダマサヤ)  

その他 松田康史 (マツダコウジ)  

助監督 井上文雄 (イノウエフミオ)  

照明 岩木保夫 (イワキヤスオ)  

◇キャスト

俳優名役名

役所広司 (Koji Yakusho)山下拓郎

清水美砂 (シミズミサ)服部桂子

柄本明 (Akira Emoto)高崎保

田口トモロヲ (タグチトモロヲ)堂島英次

常田富士男 (トキタフジオ)中島次郎

倍賞美津子 (バイショウミツコ)中島美佐子

市原悦子 (イチハラエツコ)服部フミエ

佐藤允 (サトウマコト)高田重吉

哀川翔 (アイカワショウ)野沢祐司

小林健三 (コバヤシケンゾウ)斎藤昌樹

河原さぶ (カワハラサブ)郷誠太郎

深水三章 (シンスイサンショウ)医師

小沢昭一 (オザワショウイチ)初老の医師

寺田千穂 山下恵美子

上田耕一 (ウエダコウイチ)刑事

光石研 (ミツイシケン)刑事

小西博之 (コニシヒロユキ)監察官

◇解説

妻の浮気によって人間不信に陥り、唯一飼っているうなぎだけに心を開く中年男と、そんな彼をとりまく人たちの交流を描いた人間喜劇。監督は前作「黒い雨」から8年ぶりにメガホンを取った今村昌平。吉村昭の『闇にひらめく』を、冨川元文と「罠」の天願大介、そして今村自身が共同脚色している。撮影は「BAD GUY BEACH」の小松原茂。主演は「失楽園」の役所広司と、「義務と演技」の清水美砂。第50回カンヌ国際映画祭グランプリ(パルム・ドール)受賞作で、今村は83年の「楢山節考」に続く2度目の受賞となった。97年度キネマ旬報ベスト・テン第1位。

◇ストーリー※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

1988年夏、サラリーマンの山下拓郎は妻の浮気を告発する差出人不明の手紙を受け取った。不倫の現場を目の当たりにした彼は、激しい怒りに駆られて妻を刺殺してしまう。それから8年、刑務所を仮出所した山下は、千葉県佐倉市の住職・中島の世話で、利根川の河辺に小さな理髪店を開業した。人間不信に陥っていた彼は、仮釈放中にトラブルを起こしてはならないこともあって近所づきあいもせず、飼っているうなぎを唯一の話し相手に、静かな自戒の日々を送っている。ところがある日、うなぎの餌を採りに行った河原で、山下は多量の睡眠薬を飲んで倒れている女性を発見した。服部桂子というその女性は、山下によって命を救われるが、山下は「東京に帰りたくない」と言う彼女を店で使うよう、中島の妻・美佐子に押し切られてしまう。金融会社の共同経営者で愛人でもある堂島との関係や、精神病の母・フミエとの血のつながりから逃がれたいと思って自殺を図った桂子と関わりを持つことは、彼にとって迷惑でしかなかった。しかし、明るい彼女のお陰で店は繁盛するようになり、また山下の気持ちも次第に解きほぐされていく。だが、そんな山下の前に刑務所で知り合った男・高崎が現れた。出所し、ゴミ回収の仕事に就いていた高崎は、桂子と幸せそうに働いている山下をやっかみ、桂子に山下の前歴をバラしたり、怪文書を店先に張ったり、山下のSEX経験をバカにしたりと執拗な嫌がらせをしてくる。一方その頃、堂島の子を身ごもっていることが判明した桂子が、山下の前から姿を消した。過去を清算するために上京した彼女は、母を秋田の病院に帰し、堂島の会社から預金通帳を取り戻すと再び山下の元へ戻ってくる。しかし、堂島はそれを許さなかった。山下の店へ先回りした彼は、帰ってきた桂子から金を奪い返し、彼女を連れ戻そうとする。ところが、それまで桂子の愛を頑なに拒絶し続けていた山下が、あえてトラブルに巻き込まれると承知しながら、堂島から桂子を守った。山下は堂島とのトラブルで刑務所に戻されることになったが、様々な人たちとの交流を通して人間性を取り戻し、桂子とお腹の子を受け入れて、これからの人生を生きていくことを決心する。

(c) キネマ旬報社
(c) Variety Japan

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