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作品情報

パリでかくれんぼ

◇基本データ

タイトルパリでかくれんぼ

原題Haut Bas Fragile

公開年1996年

製作国フランス

配給コムストック配給

◇スタッフ

監督 ジャック・リヴェット (Jacques Rivette)  

製作 マルティーヌ・マリニャック (Martine Marignac)  

脚本 ローレンス・コート (Laurence Cote)   マリアンヌ・ドニクール (Marianne Denicourt)   ナタリー・リシャール (Nathalie Richard)   パスカル・ボニゼール (Pascal Bonitzer)   クリスティーヌ・ローラン (Christine Laurent)   ジャック・リヴェット (Jacques Rivette)  

台詞 パスカル・ボニゼール (Pascal Bonitzer)   クリスティーヌ・ローラン (Christine Laurent)  

撮影 クリストフ・ポロック (Christophe Pollock)  

音楽 フランソワ・ブレアン (Francois Brant)  

美術 マニュ・ド・ショヴィニー (Manu de Chauvigny)  

編集 ニコール・リュプチャンスキー (Nicole Lubthansky)  

衣装(デザイン) シャルロット・ダヴィッド (Charlotte David)  

録音 フロリアン・エイデンベンズ (Florian Eidenbenz)  

振り付け カロリーヌ・マルシャデ (Caroline Marchad)  

字幕 寺尾次郎 (Jiro Terao)  

その他 ビンセント・ロンバード (Vincent Lombard)  

◇キャスト

俳優名役名

ナタリー・リシャール (Nathalie Richard)

マリアンヌ・ドニクール (Marianne Denicourt)

ローレンス・コート (Laurence Cote)

アンナ・カリーナ (Anna Karina)

アンドレ・マルコン (Andre Marcon)

ブリュノ・トデスキーニ (Bruno Todeschini)

ウィルフレッド・ブナイシュ (Wilfred Benache)

ラズロ・サボー (Laslo Szabo)

クリスティーヌ・シュヴァルツブロート (Christine Vizinet)

ステファニー・シュヴァルツブロート (Stphanie Schwartzbord)

エンゾ・エンゾ (Enzo Enzo)

マルセル・ボゾネ (Marcel Bozonnet)

アラン・リゴット (Alain Rigout)

ジャック・リヴェット (Jacques Rivette)

◇解説

夏休みのパリ、3人の女の子のそれぞれの冒険が微妙に交錯する群像劇風のミュージカル・コメディ。「彼女たちの舞台」「ジャンヌ・ダルク(二部作)」などの監督ジャック・リヴェットが、軽やかなタッチで演出した。脚本は主演女優3人マリアンヌ・ドニクール、ナタリー・リシャール、ローランス・コートと、「ジャンヌ・ダルク」のパスカル・ボニツェール、同じくリヴェット映画の常連クリスチーヌ・ロラン、リヴェットが執筆。撮影は「ジャンヌ・ダルク」の名手ウィリアム・リュプチャンスキーの助手で、同作のセカンド・ユニットを担当していたクリストフ・ポロックがデビューを飾った。音楽はエンゾ・エンゾの歌などを作曲するフランソワ・ブレアンで、本作のためにボニツェール、リシャール、ドニクールの歌詞ではオリジナル・ナンバーも作曲。リヴェットの常連スタッフが結集している。出演は「美しき諍い女」のマリアンヌ・ドニクール、「ジャンヌ・ダルク」のナタリー・リシャール、「パリのレストラン」のローランス・コートのほか、「修道女」で組んだアンナ・カリーナが姿を見せ、人気歌手エンゾ・エンゾがクラブ歌手として登場。また、ジャック・リヴェット本人もローランス・コートに話しかける謎の老人を演じている。

◇ストーリー※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

7月15日、23時10分、ニノン(ナタリー・リシャール)は、バーで恐喝の相棒(アラン・リグー)がだまし取ろうとした分け前をぶん奪り、ダンスフロアで見知らぬ男と踊る。相棒との作戦だったが、相手を刺してしまう。現場を逃げだしたニノンは、足を洗ってバイク宅配便に転職。ルイーズ(マリアンヌ・ドニクール)は5年前の事故で昏睡状態から覚めたばかり。彼女はホテルから資本家の父(ラズロ・サボ)に電話し、父は彼女に叔母が亡くなり、その家が彼女に遺産として遺されたと言う。叔母の家に行った彼女は、そこで叔母の知人だったロラン(アンドレ・マルコン)と出会った。イダ(ロランス・コート)は装飾美術博物館図書室の司書。ニノンの勧めるバイク宅配便の隣が、舞台装飾家であるロランのアトリエだ。ニノンが会社の金を抜き取ったとき、向かいの窓にロランの姿が。ニノンとリーズがサラ(アンナ・カリーナ)のサルーンで喋っていると、そこにロランが現れる。やがてロランと付き合うようになるニノン。ルイーズは自分を尾行している男(ブリュノ・トデスキニ)に気がつき、不意打ちでキスしたりする。ルイーズはホテルのドアに差し込まれた名刺を手掛かりに、バックステージという会員制クラブを訪れる。クラブの経営者アルフレード・ガルシア(ウィルフリード・ベナイーシュ)はそんな名刺に心当たりがないが_と不気味に微笑む。クラブの中ではエンゾ・エンゾ(本人)の歌に合わせてニノンとロランが踊っている。ニノンがふと気づくと、ロランの相手はいつのまにかルイーズに。ルイーズがダンスフロアを去ると、尾行中の男も慌てて後を追う。ニノンは宅配便の仕事で、ロランの送った花束をとある屋敷に配達にいく。そこはルイーズの叔母の家だった。イダは隣のアパートでかかっている歌に聞き憶えが。階段ですれ違った隣人(マルセル・ボゾネ)に歌詞を尋ね、レコード店で店員からサラという歌手の曲だったと知る。ロランはルイーズに、ガルシアの店は怪しい裏稼業があるから近づくなと謎めいたことを言う。興味を持った彼女は、ロランに強引に頼んで店の会員にしてもらった。会員の集まりにはサラもいて、ルイーズに親切にする。これがなんと自殺ゲームの場。クラブのAの引いた者がスペードのAを引いた相手を殺さなくては行けない。ルイーズは殺人を強要される。場所はビルの屋上、事故の後遺症で高所恐怖症の彼女はパニックになって盲滅法に銃を撃つ。撃たれたはずの男は例の尾行の青年だったが、銃は空砲、全てはアルフレードたちの悪ふざけだった。男の名はリュシアン、ルイーズの父が雇った護衛役だった。ニノンはロランからの花束を装ってニノンの家に行き、二人はロランの悪口を言い合って歌い、親友になる。今度はまともな会員のポーカー試合で、ルイーズは勝ちまくってアルフレードやロランたちから金を巻き上げる。ルイーズはニノンからリュシアンのことを聞かされて、公園で彼に話しかける。リュシアンは、最初は仕事だったが、今は君に夢中だと明かす。二人は意気投合して歌う。イダは装飾美術博物館の図書館に来ていたロランから、サラが今では自分のナイトクラブを経営していることを聞き、その店に行って彼女こそ自分の生みの母だと思い込む。ニノンはロランにルイーズのことを問い詰め、実はロランがニノンの叔母から購入した書き物机の隠し引き出しに、ルイーズの父の過去の不正を証明する書類が入っていたことを明かす。ニノンはこのことをリュシアンに話し、リュシアンはルイーズに別れようと言ってこの話を明かす。ルイーズは逆に彼を愛してるという。そのころニノンはロランのアトリエに忍び込んで例の書類を盗み出す。ロランが彼女のアパートを訪ねて書類を返せというが、彼女はまんまとロランを騙し、バックステージに。エンゾ・エンゾの歌に合わせて踊りながら、ニノンはルイーズに書類を渡す。ルイーズがホテルで書類を読んでいると、父が電話してきた。ルイーズは父と話しながら書類を破棄し、訪ねてきたリュシアンと一緒に踊りはじめる。イダがサラの家を訪ねる。サラが広告を出していた部屋の間借りの件だ。サラはイダが気に入って、独り暮らしは寂しいからぜひ間借りして欲しいという。イダはちょっと考えさせてくださいと答え、家を出て通りを歩み去った。

(c) キネマ旬報社
(c) Variety Japan

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