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作品情報

嵐が丘

◇基本データ

タイトル嵐が丘

原題Hurlevent

公開年1996年

製作国フランス

配給コムストック配給

◇スタッフ

監督 ジャック・リヴェット (Jacques Rivette)  

原作 エミリー・ブロンテ (Emily Bronte)  

脚本 パスカル・ボニゼール (Pascal Bonitzer)   シュザンヌ・シフマン (Suzanne Schiffman)   ジャック・リヴェット (Jacques Rivette)  

撮影 レナート・ベルタ (Renato Berta)  

美術 マニュ・ド・ショヴィニー (Manu de Chauvigny)  

編集 ニコール・ルプシャンスキー (Nicole Lubtchansky)  

衣装(デザイン) ローランス・ストゥリュズ (Laurence Struz)  

録音 アリックス・コント (Alix Comte)  

字幕 寺尾次郎 (Jiro Terao)  

その他 マルティーヌ・マリニャック (Martine Marignac)  

◇キャスト

俳優名役名

フェビエンヌ・バーブ (Fabienne Babe)Catherine

ルーカス・ベルヴォー (Lucas Belvaux)Roch

サンドラ・モンテギュ (Sandra Montaigu)Helene

オリヴィエ・クルヴェイエ (Olivier Cruveiller)Guillaume

フィリップ・モリエ・ジェヌー (Philippe Morier Genoud)Joseph

オリヴィエ・トレス (Olivier Torres)Olivier

アリス・ポンキヴィル (Alice Ponchville)Isabelle

Marie Jaoul (Marie Jaoul)Madame Lindon

ルイス・デ・メントン (Louis de Menthon)Monsieur Lindon

ジャック・デルーズ (Jacques Deleuze)Le medcin(医者)

ジョセフ・シュリンガー (Josephe Schillinger)le garde-chasse(猟場管理人)

◇解説

エミリー・ブロンテの『嵐が丘』を30年代フランスの片田舎に置き換えて映画化した異色の文芸ドラマ。監督はヌーヴェルヴァーグの旗手のひとり、「北の橋」「ジャンヌ」(二部作)のジャック・リヴェット。脚本はリヴェットと、「美しき諍い女」「ジャンヌ」のパスカル・ボニツェール、フランソワ・トリュフォーの右腕だったシュザンヌ・シフマンの共同。撮影は「書かれた顔」などの名手レナード・ベルタ。美術は「ジャンヌ」のマニュ・ドゥ・ショヴィニー。音楽はブルガリアの民族音楽を集めたアルバム『Les mysteres des voiz borgares(ブルガリアン・ヴォイス)』から3曲が使用されている。出演は本作のためにオーディションで選ばれた若手のキャストが中心で、共演はサンドラ・モンテギュ、「日曜日が待ち遠しい」「さよなら子供たち」のフィリップ・モリエ・ジュヌーナほか。

◇ストーリー※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

1931年、南仏。地主の旧家“嵐が丘”では家長の死後、長男のギョーム(オリヴィエ・クリュヴェリエ)が養子ロック(リュカ・ヴェルヴォー)を邪険に扱い、使用人同然の身分に格下げしていた。ロックを愛する妹カトリーヌ(ファビエンヌ・バー)はそんな兄に反発し、ロックと二人で家出する。途中猟場の罠に足を挟まれて怪我したカトリーヌは、近くに住むブルジョワのランドン家に身を寄せる。元々孤児のロックはランドン家に入ることを許されず、“嵐が丘”でギョームに苦しめられながら彼女の帰りを待つ。上流階級に接して見違えるほど美しくなったカトリーヌに、ロックは自分との間に深い溝ができたことを感じる。革命記念日のパーティーでランドン家の息子オリヴィエ(オリヴィエ・トレス)と娘イザベル(アリス・ポンシュヴィル)が“嵐が丘”に招かれるが、ロックは些細なことでオリヴィエに殴りかかり、ギョームに納屋に閉じ込められる。そしてロックは姿を消した……三年後、ランドン夫妻の没後、オリヴィエとその妻になったカトリーヌが当主になり、イザベルと“嵐が丘”の女中でカトリーヌ兄妹の親代わりであるエレーヌ(サンドラ・モンタギュー)と共に暮らしていた。そこに立派な身なりに身を固めたロックが訪れる。ロックは酒で身を持ち崩したギョームのせいで荒れ果てた“嵐が丘”に投宿し、ランドン家をたびたび訪問する。イザベルはそんな彼に恋心を抱く。ロックと愛をも超越する強い絆で結ばれているカトリーヌだが、彼の真意が理解できずに苦しむ。ロックはギョームの借金を肩代わりして“嵐が丘”を手に入れる。兄嫁にロックとのことを反対されたイザベルは家出して“嵐が丘”に身を寄せる。ロックは自分は財産が目当てなのになぜ家出したと彼女をなじり、彼女を犯す。傷心のイザベルはギョームがロックを殺す計略を立てているのを知って手を貸すが、最後のその時に妨害する。ランドン家ではカトリーヌが部屋に閉じこもり、食事も拒否し、衰弱の末死ぬ。荒れ果てた“嵐が丘”で、ロックは亡きカトリーヌの手が自分を手招きしているのを見る。

(c) キネマ旬報社
(c) Variety Japan

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