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作品情報

眠る男

◇基本データ

タイトル眠る男

公開年1996年

製作国日本

配給SPACE配給

◇スタッフ

監督 小栗康平 (オグリコウヘイ)  

製作 小寺弘之 (オデラヒロユキ)  

プロデューサー 増澤空 (マスザワ)   藤倉博 (フジクラヒロシ)  

脚本 小栗康平 (オグリコウヘイ)   剣持潔 (ケンモチキヨシ)  

撮影 丸池納 (マルイケオサメ)  

音楽 細川俊夫 (ホソカワトシオ)  

美術 横尾嘉良 (ヨコオヨシナガ)  

編集 小川信夫 (オガワノブオ)  

録音 井上宗一 (イノウエソウイチ)  

スクリプター 竹内公一 (タケウチコウイチ)   鈴賀慶子    アート・デュリンスキー    佐々木伯   

助監督 武田秀雄 (タケダヒデオ)  

照明 山川英明 (ヤマカワヒデアキ)  

◇キャスト

俳優名役名

役所広司 (Koji Yakusho)上村

アン・ソンギ (Ahn Sung-ki)眠る男・拓次

クリスティン・ハキム (Christine Hakim)ティア

野村昭子 (ノムラアキコ)フミ

田村高廣 (タムラタカヒロ)傳次平

今福将雄 (イマフクマサオ今福正雄)キヨジ

八木昌子 (ヤギマサコ)オモニ

小日向文世 (コヒナタフミヨ)ワタル

瀬川哲也 (セガワテツヤ)いんごう爺さん

渡辺哲 (ワタナベテツ)大吾

蟹江敬三 (カニエケイゾウ)床屋

平田満 (ヒラタミツル)平井

岸部一徳 (キシベイットク)チーフ

真田麻垂美 

太刀川寛明 (タチカワ)リュウ

藤真利子 (フジマリコ)京子

左時枝 (ヒダリトキエ)民子

高田敏江 (タカダトシエ)

小林トシ江 (コバヤシトシエ)中年の姑

中島ひろ子 (ナカジマヒロコ)若い嫁

風見章子 (カザミアキコ)たけ

浜村純 (ハマムラジュン)郵便局の老人

銕仙会 

観世暁夫 (カンゼアキオ)

◇解説

山間の小さな町に暮らす様々な人たちの、四季を通じた日常の断片をつづったドラマ。監督は「死の棘」の小栗康平。主演は「Shall We ダンス?」の役所広司と、韓国のトップスターで「ディープ・ブルー・ナイト」の安聖基、そしてやはりインドネシアのスターで「チュッ・ニャ・ディン」のクリスティン・ハキム。群馬県が人口200万人到達を記念して、地方自治体としては初めて製作した劇映画である。第20回モントリオール世界映画祭審査員特別大賞、第47回ベルリン映画祭国際芸術映画連盟賞を受賞。96年度キネマ旬報ベストテン第3位、小栗が2度目の監督賞を受賞した。群馬県吾妻郡中之条町でロケされた。

◇ストーリー※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

山あいにある温泉町の一筋町。ここでは、様々な人たちが様々な暮らしを営んでいる。キヨジとフミの老夫婦の家には、山で事故に遭って以来、意識を失ったまま眠り続けている拓次という男がいた。フミは拓次を病院から引き取り、献身的な介護を続けている。拓次を毎日のように見舞うのは、知的障害を持つ青年・ワタルだった。感受性豊かな彼は、事故に遭った拓次の第一発見者でもあり、人一倍彼のことを心配していた。水車小屋には傳次平という老人がおり、自転車置き場と小さな食堂を経営するオモニに育てられている少年・リュウは、傳次平からいろいろな話を聞くのを楽しみにしている。町では、南アジアの国からやってきた女たちが、“メナム”というスナックで働いていた。そのひとりであるティアは、故国の河で我が子を亡くした過去を持っている。ティアは町の人たちと接するうちに、次第に町の暮らしになじんでいった。拓次の幼友達である電気屋の上村は、最近になって、小さい頃、拓次とよく遊びに行った山の奥にある山家のことを思い出すようになっていた。そこに誰が住んでいて、それが本当にあったのかどうかも定かではなかったが、独り暮らしの老婆・たけから山家が本当にあったことを聞いた上村は、もう一度そこへ行ってみたくなって仕方がなかった。冬が過ぎ、春が訪れ、やがて夏になり季節が巡ると、人々の生活にも少しずつ変化が見えた。寝たきりだった拓次はついに息をひきとってしまい、いんごう爺さんの提案で、“魂呼び”が試みられたが、それも空しい結果に終わった。しかしその後、神社で催された能芝居を観ていたティアが、森の中で死んだはずの拓次と再会する。不思議な体験をした彼女は、何かに導かれるように上村が探す山家へたどり着き、翌日、そこで上村と出会うのだった。ふたりは、涸れていると言われていた井戸に水が涌きでていることを知る。上村はブロッケン現象の起こる山頂で、拓次に人間の命について問いかけるのだった。そのころ町の温泉では、湯が以前に比べて熱くなったことや、最近、南の国の女たちを見かけなくなったことなどが噂されていた。

(c) キネマ旬報社
(c) Variety Japan

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