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作品情報

写楽

◇基本データ

タイトル写楽

公開年1995年

製作国日本

配給松竹=松竹富士配給

◇スタッフ

監督 篠田正浩 (シノダマサヒロ)  

製作総指揮 高丘季昭   

プロデューサー 原正人 (ハラマサト)  

原作 皆川博子 (ミナガワヒロコ)  

脚色 皆川博子 (ミナガワヒロコ)   堺正俊 (サカイマサトシ)   片倉美登 (カタクラミト)   篠田正浩 (シノダマサヒロ)  

撮影 鈴木達夫 (Tatsuo Suzuki)  

音楽 武満徹 (Toru Takemistu)  

美術 浅葉克巳    池谷仙克 (イケヤノリヨシ)  

編集 篠田正浩 (シノダマサヒロ)   阿部浩英 (アベヒロヒデ)  

衣装(デザイン) 朝倉摂 (アサクラセツ)  

録音 瀬川徹夫 (セガワテツオ)  

スクリプター フランキー堺 (Franky Sakai)   古川吉彦 (フルカワヨシヒコ)   増田宗昭 (マスダ)   黒井和男 (Kazuo Kuroi)  

スチール 原田大三郎 (ハラダダイザブロウ)  

監督補 鯉渕優   

助監督 成瀬活雄 (ナルセカツオ)  

照明 水野研一 (ミズノケンイチ)  

◇キャスト

俳優名役名

真田広之 (Hiroyuki Sanada)とんぼ(齋藤十郎兵衛/東洲齋冩樂)

フランキー堺 (Franky Sakai)蔦屋重三郎

岩下志麻 (イワシタシマ)おかん

葉月里緒菜 (ハヅキリオナ)花里

佐野史郎 (サノシロウ)喜多川歌麿

片岡鶴太郎 (カタオカツルタロウ)幾五郎(十遍舎一九)

永澤俊矢 (ナガサワトシヤ)鉄蔵(葛飾北齋)

坂東八十助 (バンドウヤソスケ)松平定信

中村富十郎 (ナカムラトミジュウロウ)市川團十郎

加藤治子 (カトウハルコ)おふじ

新橋耐子 (シンバシタエコ)おさと

中村芝雀 岩井半四郎

市川團蔵 (イチカワダンゾウ)市川男女蔵

宮崎ますみ (ミヤザキマスミ宮崎萬純)玉衣

竹中直人 (タケナカナオト)大田南畝

河原崎長一郎 (カワラサキチョウイチロウ)山東京伝

津村鷹志 (ツムラタカシ)大番頭与兵衛

六平直政 (ムサカナオマサ)俵蔵(鶴屋南北)

篠井英介 (ササイエイスケ)瀬川富三郎

有川博 (アリカワヒロシ)鶴屋喜右衛門

土屋久美子 (ツチヤクミコ)年増女郎

富沢亜古 (トミザワアコ)番頭新造

大川浩樹 (オオカワヒロキ)左吉

千葉哲也 (チバテツヤ)権助

高場隆義 倉蔵(瀧澤馬琴)

浜村純 (ハマムラジュン)老人客

余貴美子 (ヨキミコ)とんぼの母親

◇解説

寛政6年から7年にかけて浮世絵界に突如として現れ、およそ140種の役者絵と相撲絵を残して消えた謎の浮世絵師・写楽の、霧に包まれた正体に迫る歴史ドラマ。監督は「少年時代」の篠田正浩。撮影を鈴木達夫、音楽を96年に急逝した武満徹が担当。また、“写楽研究家”としても知られている俳優・フランキー堺が、企画総指揮に当たっている。松竹創業100年記念協賛作品。95年度キネマ旬報ベストテン第5位。

◇ストーリー※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

寛政3年、人口100万を越えた江戸は、最も華やかな時代を迎えようとしていた。市川團十郎の舞台を見物していた大道芸人のおかんは、團十郎の上る梯子を支える稲荷町役者・十郎兵衛がその梯子に足を潰されて血を流しているのを発見。その後、役者として使いものにならなくなってしまった彼を、大道芸の道に引き込んだ。大道芸人となった十郎兵衛は、とんぼと呼ばれるようになり、おかんたちと一緒に吉原界隈などに現れてはケチな商売をして金を稼ぎながら、歌舞伎小屋に出入りして書割りを描く手伝いをするようになっていた。一方その頃、京伝や歌麿といった人気浮世絵師を抱える版元“蔦屋”の主人・十三郎は、京伝の描いた洒落本がお上のご禁令に触れ、手鎖50日の刑に服していた。このことに不安を感じた歌麿は、蔦屋を見限って他の版元へ鞍替えする。いっぺんに二人の売れっ子を失ってしまった蔦屋は、起死回生を図ろうと幾五郎や鉄蔵などを使って役者絵に挑戦するが、なかなか思うようにことは運ばない。そんなある日、鉄蔵が一人の名もない男が描いたという絵を蔦屋に届けに来た。決して上手いとは言えない絵ではあったが、溢れかえるような毒気に魅力を感じた蔦屋は、早速その絵の描き主・十郎兵衛を探し出し、役者絵を描くように説得を試みるのだった。かくして東洲齊冩樂が誕生し、その絵は世間や役者たちに反感を買いながらも、一世を風靡するほどの話題を江戸に撒き散らすことになる。しかし、この恐るべき才能に最も敏感に反応したのが歌麿だった。彼は自分の地位を危ぶみ、必死になって冩樂なる謎の人物を探し、ついにそれが十郎兵衛であることを突き止める。十郎兵衛を前にした歌麿は、それが度々吉原に姿を現していた大道芸人であったことを想い出し、しかも彼が自分の贔屓の花魁・花里と目を交わす仲であったことから嫉妬の炎を燃やして、二人を江戸から追放させようとした。逃げる十郎兵衛と花里はすぐに追っ手に捕らえられ、十郎兵衛は拷問を受け、花里は薄汚い女郎屋に売られてしまう。寛政9年、蔦屋の葬儀の日、立派な葬式行列や見物人の中には、歌麿や幾五郎(十遍冩一九)、鉄蔵(葛飾北齊)、そして再び大道芸人に戻った十郎兵衛の姿があった。

(c) キネマ旬報社
(c) Variety Japan

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