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作品情報

わが愛の譜 滝廉太郎物語

◇基本データ

タイトルわが愛の譜 滝廉太郎物語

公開年1993年

製作国日本

配給東映

◇スタッフ

監督 澤井信一郎 (サワイシンイチロウ)  

製作 高岩淡 (タカイワタン)   漆戸靖治 (ウルシドヤスハル)  

プロデューサー 中山正久    天野和人 (アマノカズト)   和田仁宏 (ワダ)  

原作 郷原宏   

脚本 宮崎晃 (ミヤザキアキラ)   伊藤亮爾 (イトウリョウジ)   澤井信一郎 (サワイシンイチロウ)  

企画 佐藤雅夫 (Masao Sato)   萩原敏雄 (ハギワラトシオ)  

撮影 木村大作 (キムラダイサク)  

音楽 佐藤勝 (サトウマサル)  

美術 井川徳道 (イカワノリミチ)  

編集 市田勇 (イチダイサム)  

録音 堀池美夫 (ホリイケヨシオ)  

スクリプター 遠藤功成   

助監督 長岡鉦司   

照明 増田悦章 (マスダヨシアキ)  

◇キャスト

俳優名役名

風間トオル (カザマトオル)滝廉太郎

鷲尾いさ子 (ワシオイサコ)中野ユキ

天宮良 (Ryo Amamiya)鈴木毅一

藤谷美紀 (フジタニミキ)芙美

浅野ゆう子 (アサノユウコ)美佐子

柳沢慎吾 (ヤナギサワシンゴ)坂口

渡辺典子 (ワタナベノリコ)由比クメ

一色彩子 (イッシキサイコ)橘糸重

ベンガル (ベンガル)島崎赤太郎

秋野太作 (アキノタイサク)小山作之助

檀ふみ (ダンフミ)幸田延

森本レオ (モリモトレオ)相原

藤田敏八 (Toshiya Fujita)古本屋

岡本麗 (オカモトレイ)サク

佐藤しのぶ (サトウシノブ)柴田環

宮崎淑子 (ミヤザキヨシコ)滝民子

神山繁 (Shigeru Koyama)上原六四郎

勝野洋 (カツノヒロシ)滝大吉

榎木孝明 (エノキタカアキ)島崎藤村

柴田恭兵 (シバタキョウヘイ)幸田露伴

藤村志保 (フジムラシホ)滝タツ

加藤剛 (カトウゴウ)滝吉弘

◇解説

『花』『荒城の月』の作曲者として知られる滝廉太郎の恋と友情に生き、音楽活動に燃えた短い生涯を描くドラマ。廉太郎没後九十年を機に、本格的なドイツ・ロケを交えて作られたもので、劇中には滝廉太郎の代表曲やシューマン、ベートーベンらの名曲が挿入されている。監督は「福沢諭吉」の澤井信一郎。脚本は澤井と宮崎晃、伊藤亮爾の共同。キネラ旬報ベストテン第八位。

◇ストーリー※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

中野ユキが廉太郎に出会ったのは彼が東京音楽学校へ入学した明治二八年の夏だった。廉太郎は先輩・鈴木毅一と友情を深めつつピアニストとしての道を邁進するが、生来の身体の弱さに無理がたたり療養のため故郷の大分県竹田へ呼び戻される。彼の世話をする女中の芙美は廉太郎に思いを寄せるが、音楽への夢を語る彼との隔たりは大きく、その気持は伝えられなかった。復学した廉太郎は第一回留学生の幸田延の帰朝演奏会に感動し、また由比クメらを中心とした新しい唱歌運動のために『花』から始まる組歌『四季』を作曲、その才能を開花させていく。一方で自分の限界を感じ始めていた毅一は静岡の父が倒れたこともあり、志し半ば故郷に帰っていった。ユキもまた廉太郎の才能に自信を失い、その反動で一層彼に惹かれ始めていくが、幸田延の推薦もあり廉太郎より先に第二回留学生に選ばれた。明治三四年、遅れて廉太郎もドイツ留学を果たすが、ライプチヒ音楽院に入学した彼は自分の力を思い知らされる。ユキもまたベルリンで才能に行き詰まりを感じ始めていた。だがドイツという異郷で再会した二人はお互いに協力しベートーベン『熱情』の譜面へと向かっていく。そして遂に二人の思いが通じ合った。だが『君のためにピアノ曲を書くよ』と廉太郎は言い残し、再発した胸の病を隠すためユキを残して去っていく。日本へ帰国した廉太郎は病と戦いながらユキに捧げるピアノ曲『憾うらみ』を書きあげる。だが無情にも二三歳十か月という若さで、彼は世を去るのだった。

(c) キネマ旬報社
(c) Variety Japan

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