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作品情報

橋のない川(1992)

◇基本データ

タイトル橋のない川(1992)

公開年1992年

製作国日本

配給東宝

◇スタッフ

監督 東陽一 (ヒガシヨウイチ)  

製作 山上徹二郎 (ヤマガミテツジロウ)   山口一信 (ヤマグチカズノブ)  

製作総指揮 川口正志 (カワグチマサシ)   高丘季昭   

原作 住井すゑ (スミイスエ)  

脚本 東陽一 (ヒガシヨウイチ)   金秀吉 (キムスギル)  

撮影 川上皓市   

音楽 エルネスト・カブール   

美術 内藤昭 (ナイトウアキラ)  

編集 井上治 (イノウエオサム)  

録音 久保田幸雄 (クボタユキオ)  

スクリプター 岡本衛   

助監督 萩原吉弘 (ハギワラヨシヒロ)  

照明 磯崎英範 (イソザキヒデノリ)  

◇キャスト

俳優名役名

大谷直子 (オオタニナオコ)畑中ふで

中村玉緒 (ナカムラタマオ)畑中ぬい

杉本哲太 (スギモトテッタ)畑中誠太郎

渡部篤郎 (ワタベアツロウ)畑中孝二

萩原聖人 (ハギワラマサト)志村貞夫

辰巳琢郎 (タツミタクロウ)村上秀昭

高岡早紀 (タカオカサキ)峰村七重

安永亜衣 (ヤスナガアイ)杉本まちえ

中島ひろ子 (ナカジマヒロコ)安井あさ子

加茂さくら (カモサクラ)志村かね

寺田農 (テラダミノリ)志村広吉

中村嘉葎雄 (ナカムラカツオ)安井徳三郎

高橋悦史 (タカハシエツシ)伊勢田宗則

趙泰男 (ヤスオ)少年時代の誠太郎

藤田哲也 (Tetsuya Fujita)少年時代の孝二

中野聡彦 (ナカノ)不明

◇解説

美しい四季の風景の中で、明治から大正時代を、人間の尊厳をかけて激しく生き抜いた人々の生活を描いた住井すゑ原作の映画化。脚本・監督は「うれしはずかし物語」の東陽一。共同脚本は「あーす」の金秀吉。撮影は「咬みつきたい」の川上皓市がそれぞれ担当。

◇ストーリー※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

1908年(明治41年)奈良・小森で生まれ育った畑中誠太郎と孝二の兄弟。日露戦争で父親を亡くした二人は、ぬいというしっかり者の祖母と、ふでという心やさしい母に育てられた。被差別部落である小森の子供たちは教員や級友からことごとくいじめられていた。1912年、11歳になった孝二は明治天皇の葬儀の夜、級友のまちえに淡い恋心を抱くが、それははかなく崩れ去ってしまう。孝二の従兄妹の七重は、孝二に恋心を抱いていたが、その一方で自分の子供が部落の子としていじめられるのを恐れていた。そして孝二の気持ちがいつまでもまちえから離れないことを知った七重は、やがて同じ被差別部落の青年との結婚を決める。一方、ふでは隣家のかねの従兄弟・伊勢田と心の中だけで愛し合うようになる。ぬいだけはそのことを知っていたが、その愛が実を結ぶには2人の境遇があまりにも似過ぎていた。1918年、米屋で働いて8年が経ち、21歳になった誠太郎。米騒動の大混乱の中で、米屋の主人・安井の娘あさ子は「父がどんなに隠していても自分が部落民の子であることは、子供の時から知っていた」と誠太郎に語り、ふたりの距離は一気に近づいていく。そのころ、孝二は差別の廃止と人間愛を訴えるため創立された『水平社』に参加。だが、七重の祝言を前に、彼女の夫になる青年と共に孝二は警察に逮捕される。七重は「うち、水平社宣言と結婚するんやもん」と、花婿がいないまま結婚式をあげた。それは流れの激しい人の心の川に大きな橋をかける新しい闘いの始まりでもあった。

(c) キネマ旬報社
(c) Variety Japan

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