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作品情報

斬られの仙太

◇基本データ

タイトル斬られの仙太

公開年不明

製作国日本

配給

◇スタッフ

演出 滝沢英輔 (タキザワエイスケ)  

製作 田中友幸 (タナカトモユキ)  

原作 三好十郎 (ミヨシジュウロウ)  

脚色 三村伸太郎 (ミムラシンタロウ)  

撮影 安本淳 (ヤスモトジュン)  

音楽 早坂文雄 (ハヤサカフミオ)  

美術 川島泰三 (カワシマタイゾウ)  

録音 空閑昌敏   

照明 平岡岩治   

◇キャスト

俳優名役名

藤田進 (Susumu Fujita)仙太

鬼頭善一郎 (キトウゼンイチロウ)仙右衛門

志村喬 (シムラタカシ)甚伍左

花柳小菊 (ハナヤギコギク)娘お妙

石黒達也 (イシグロタツヤ)水木徹之助

山村聡 (ヤマムラソウ)加多源次郎

鳥羽陽之助 (トバヨウノスケ)長五郎

清水将夫 (シミズマサオ)庄屋正之

宮川五十鈴 (ミヤガワイスズ)妻お園

清川荘司 (キヨカワソウジ)岩瀬領百姓段六

冬木京二 (フユキキョウジ)岩瀬領百姓七之助

横田敬二 (ヨコタケイジ)老僕弥助

菅井一郎 (スガイイチロウ)左官斎藤

◇解説

滝沢英輔が終戦後始めて着手した作品で、三好十郎の著名な戯曲に材をとる。

◇ストーリー※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

文久元年八月、筑波の連山を夏雲の間に見る岩瀬村。百姓仙右衛門と仙太の兄弟は凶作に苦しむ村人のため、地租取立の猶予を嘆願しようと計り、仙右衛門は百叩きの刑にあう。兄の赦免を願う仙太も役人に青竹で打たれる。それから半年、旅人姿の仙太は利根で役人に追われる百姓一揆の女子供を救ってやる。その中の美しい娘お妙はかっての日代官所へ嘆願する仙太の嘆願書に同情して署名してくれた天狗党の甚伍左の娘であった。仙太は山中で会った甚伍左に時世を説かれて天狗党に入る。仙太の村の百姓達も天狗党が百姓達のため戦ってくれるものと思い大勢参加する。仙太は百姓隊士の信望を得、闘士として活躍するがある時幕軍の輜重隊を襲った時幕府方の軍夫として使われていた兄を誤って斬ってしまう。愕然とした仙太は目的のためには百姓位はいくら死んでもいいという隊長の言葉に、百姓が百姓と戦うことは隊の命令とはいえ良いことであろうか、天狗党は果たして自分達のために闘っているのだろうかと仙太は考えるようになる。隊長の命令で江戸藩邸に斬り込んだ仙太はそこに甚伍左を見るが斬らないで帰ってしまう。天狗党は遂に戦に敗れる。傷を負って江戸から帰った仙太はお妙に会って介抱される。二人の間にはいつか愛情が芽生えていたが仙太は天狗党に対する疑惑を語り、大勢の百姓のために天狗党の正体を確かめるのだと傷の痛みも忘れて発とうとする。お妙は家宝の刀をおくり仙太を励ます。敗惨の天狗党はその本体を暴露して百姓、町人の隊士を処断して行く。町人がいれば一騎反乱の罪を問われるのだ。間もなく仙太の斬られる番がめぐって来た。仙太は隊長に撃たれながらも自らの刀で隊長を斬る。すべてを知った百姓隊士達は幹部の武士に反抗して立ち上がった。百姓の運命は自分自身の手で切り開くべきだと知ったのである。傷ついた仙太を助けて彼等は故郷の岩瀬村へ帰って行く。百姓本来の畑仕事が彼等を待っているのだ。

(c) キネマ旬報社
(c) Variety Japan

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