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作品情報

八月の狂詩曲

◇基本データ

タイトル八月の狂詩曲

公開年1991年

製作国日本

配給松竹

◇スタッフ

監督 黒澤明 (Akira Kurosawa)  

プロデューサー 黒澤久雄 (クロサワヒサオ)  

アソシエイト・プロデューサー 井上芳男 (イノウエヨシオ)   飯泉征吉   

原作 村田喜代子 (ムラタキヨコ)  

脚本 黒澤明 (Akira Kurosawa)  

撮影 斎藤孝雄 (サイトウタカオ)   上田正治 (Masaharu Ueda)  

音楽 池辺晋一郎 (イケベシンイチロウ)  

美術 村木与四郎 (Yoshiro Muraki)  

編集 黒澤明 (Akira Kurosawa)  

録音 紅谷愃一 (Kenichi Beniya)  

スクリプター 奥山融 (オクヤマトオル)   本多猪四郎 (Ishiro Honda)  

スチール 原田大三郎 (ハラダダイザブロウ)  

助監督 小泉尭史   

照明 佐野武治 (サノタケジ)  

◇キャスト

俳優名役名

村瀬幸子 (ムラセサチコ)お祖母ちゃん・鉦

井川比佐志 (イガワヒサシ)忠雄

茅島成美 (カヤシマナルミ)町子

大寶智子 (オオタカラトモコ)たみ

伊崎充則 (イサキミツノリ)信次郎

根岸季衣 (ネギシトシエ)良江

河原崎長一郎 (カワラサキチョウイチロウ)

吉岡秀隆 (ヨシオカヒデタカ)縦男

鈴木美恵 (スズキミエ)みな子

リチャード・ギア (Richard Gere)クラーク

◇解説

人里離れた山村を舞台に、長崎での被爆体験を持つ祖母と4人の孫たちのひと夏の出来事を描くドラマ。村田喜代子原作『鍋の中』の映画化で、脚本・監督は「夢」の黒澤明。撮影は同作の斎藤孝雄と上田正治が共同でそれぞれ担当。

◇ストーリー※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

長崎から少し離れた山村に住む老婆・鉦のもとに一通のエアメールが届いた。それは鉦の兄であるハワイの大富豪・錫二郎の息子・クラークからで、不治の病にかかり余命短い錫二郎が、死ぬ前に鉦に会いたいというものだった。ところが、兄弟が多い鉦には錫二郎という兄の記憶がなく、そんな鉦の気持ちとは裏腹に、突然現れたアメリカの大金持ちの親せきに興奮した息子の忠雄、娘の良江はハワイに飛んで行ってしまう。それによって残された4人の孫・縦男、たみ、みな子、信次郎は夏休みを鉦の家で過ごすことになった。孫たちは鉦の家の生活に退屈しながらも、長崎の街にある戦争の傷跡や鉦がいつも話す昔話を聞いて、原爆で祖父を亡くした鉦の気持ちを次第に理解するようになる。そして、鉦がついにハワイに行く気になり、縦男はその旨を手紙に書いてハワイに送る。それと入違いに忠雄と良江が帰って来た。手紙のことを知った二人は、その手紙に原爆のことが書いてあることを知り、急に落胆する。アメリカ人には原爆の話をしてはいけないと言うのだ。そんな時、突然クラークがハワイからやって来る。縁台で鉦と手を取り合って対面を喜ぶクラークは「ワタシタチ、オジサンノコトシッテ、ミンナデナキマシタ」とたどたどしい日本語で語った。そして長崎で孫たちと楽しい日々を送っていたとき、錫二郎の死を告げる電報がクラークのもとへ届き、クラークは急いで帰国するのだった。鉦も縁側でその電報を握りしめていつまでも泣いていた。そしてこの時から鉦の様子がおかしくなっていく。そして雷雨の夜、突然「ピカが来た!」と叫びだし、翌朝、豪雨の中で鉦は風に揺られながら駆け出していく。そして、そんな鉦を忠雄、良江、それと4人の孫たちはこみあげる熱い気持ちのまま、泣き叫びながら追いかけていくのだった。

(c) キネマ旬報社
(c) Variety Japan

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