続々大番 (怒涛篇)
| ◇基本データ |
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| タイトル | 続々大番 (怒涛篇) |
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| 公開年 | 1957年 |
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| 製作国 | 日本 |
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| 配給 | |
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| ◇解説 |
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| 先に東宝が製作した獅子文六の小説「大番」(週刊朝日連載中)を原作とする「大番」「続大番 (風雲篇)」の続篇。製作スタッフ、キャストとも前二作と殆んど同じ顔ぶれ。すなわち脚色は笠原良三(近作は「サザエさんの青春」)監督千葉泰樹(「下町」)撮影西垣六郎(同)。主演は(「続サラリーマン出世太閤記」)淡島千景(「気違い部落」)原節子(「最後の脱走」)。ほかに仲代達矢、三木のり平、青山京子など。 |
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| ◇ストーリー | ※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。 |
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| 昭和十三年初秋、六十五万円の借金を背負った上、後援者木谷さんを失った丑之助は、おまきさんとも別れ、百姓になろうと故郷に帰った。村では丑之助の意中の人可奈子が夫と共に里帰り、その手前もあって百姓仕事は断念した。支那事変は次第に本格化し、村ではイリコが統制品になって自由に売れぬ反面、軍手や地下足袋に不足している。丑之助はこれに目をつけ、漁業組合の勝やん、機関士多平をさそい、イリコを船で大阪に送り、帰りに軍手や地下足袋を仕入れようと計画した。船を提供したのは森家の主人、第一回の便は希望にもえて大阪に出発、商売も上々の首尾で、昭和十六年には茨木、稲田等の大口を相手にそうとうな利益をあげるようになった。その頃おまきさんから電報が来て、大阪で会おうという。だが同じ夜、板前の男と東京から逃げた昔の梅香、今は竹千代に会い、昔を想い出して一夜を明かしてしまった。たまたま相手の茨木が警察に上げられ、商売も暗礁に乗り上げるという事件がおこった。丑之助の下宿に陣どったおまきさんは、彼がヤミ商売をやっていることを嘆き、再び株屋に帰ってくれという。昭和十六年十二月八日を機会に、丑之助もチャンス到来と腰をあげた。預金帳にのこるのは二万八千六百三十二円七十銭、北浜に行って東新を売りまくった。だが勝利のニュースと共に、東新はあがる一方、売りに出た丑之助は完全に窮地に追い込まれた。東京に帰ったおまきさんが家を去り、有金をもって応援にかけつけたが、その時、失意の丑之助は、再び故郷に帰ろうと船に乗っていた。 |
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