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作品情報

鬼の棲む館

◇基本データ

タイトル鬼の棲む館

公開年1969年

製作国日本

配給大映

◇スタッフ

監督 三隅研次 (ミスミケンジ)  

製作 永田雅一 (Masaichi Nagata)  

原作 谷崎潤一郎 (タニザキジュンイチロウ)  

脚色 新藤兼人 (シンドウカネト)  

撮影 宮川一夫 (ミヤガワカズオ)  

音楽 伊福部昭 (イフクベアキラ)  

美術 内藤昭 (ナイトウアキラ)  

編集 菅沼完二 (スガヌマカンジ)  

録音 大谷巖   

スチール 大谷栄一 (オオタニエイイチ)  

照明 中岡源権 (ナカオカゲンコン)  

◇キャスト

俳優名役名

勝新太郎 (Shintaro Katsu)無明の太郎

高峰秀子 (タカミネヒデコ)

新珠三千代 (アラタマミチヨ)愛染

佐藤慶 (Kei Sato)高野の上人

五味龍太郎 (ゴミリュウタロウ)武将

木村元 (キムラゲン)中将

伊達岳志 (ダテタケシ)武者

伴勇太郎 (バンユウタロウ)武下A

松田剛武 武下B

黒木現 武下C

◇解説

谷崎潤一郎の戯曲『無明と愛染』を「触角」の新藤兼人が脚色、「座頭市喧嘩太鼓」の三隅研次が監督した文芸もの。撮影は「殺し屋をバラせ」の宮川一夫が担当した。

◇ストーリー※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

南北朝時代。戦火を免れた山寺に、無明の太郎と異名をとる盗賊が、白拍子あがりの情人愛染と爛れた生活を送っていた。自堕落な愛染、太郎が従者のように献身しているのは、彼女が素晴らしい肉体を、持っていたからだった。晩秋のある夕暮、京から太郎の妻楓が尋ねて来た。太郎は、自分を探し求めて訪れた楓を邪慳に扱ったが、彼女はいつしか庫裡に住みつき、ただひたすら獣が獲物を待つ忍従さで太郎に仕えた。それから半年ほども過ぎたある晩、道に迷った高野の上人が、一夜の宿を乞うて訪れた。楓は早速自分の苦衷を訴えたが、上人は、愛染を憎む己の心の中にこそ鬼が住んでいると説教し、上人が所持している黄金仏を盗ろうとした太郎には呪文を唱えて立往生させた。だが、上人はそこに現われた愛染を見て動揺した。その昔、上人を恋仇きと争わせ、仏門に入る結縁をつくった女、それが愛染だった。上人に敵意を感じた愛染は、彼を本堂に誘い篭絡した。ふとわれに還った上人は、慚愧に身をふるわせ、舌を噛みきった。もがき苦しむ上人に、この身体が勝ったと嘲けり笑う愛染。愛染が太郎の一刀を受けたのはそんな時だった。

(c) キネマ旬報社
(c) Variety Japan

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