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作品情報

キューバの恋人

◇基本データ

タイトルキューバの恋人

公開年1969年

製作国日本

配給

◇スタッフ

監督 黒木和雄 (クロキカズオ)  

製作 土本典昭 (ツチモトノリアキ)   オルランド・デラウェルタ    浅野龍麿 (アサノタツマロ)  

脚本 長谷川四郎 (ハセガワシロウ)   阿部博久 (アベヒロヒサ)   加藤一郎 (カトウイチロウ)   黒木和雄 (クロキカズオ)  

撮影 鈴木達夫 (Tatsuo Suzuki)  

音楽 松村禎三 (マツムラテイゾウ)  

録音 加藤一郎 (カトウイチロウ)  

◇キャスト

俳優名役名

津川雅彦 (ツガワマサヒコ)アキア

ジュリー・プラセンシア マルシア

グロリア・リー 黒人少女

アルマンド・ウルバチ 青年民兵

フランシスコ・カステイセーノ チェ・ゲバラ部隊兵士

ニコラス・ギリエン 詩人

ジャン・クロド 歌手

◇解説

黒木和雄の「とべない沈黙」につづく劇映画第二作。キューバ革命十周年を機に、キューバの国立映画芸術協会と合作したもの。

◇ストーリー※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

一九六八年の夏。キューバで漁業指導員をしているアキラは、ハバナの下町で混血娘マルシアに出会った。彼女は、煙草女工であり、銃を巧みに使いこなす筋金入りの女民兵でもあった。アキラは、故郷に旅発つマルシアの後を追って求愛の旅に出た。瀕発する反革命の陰謀に対する厳しい警戒態勢をとる灼熱のキューバの奥深くへと。無償で残業労働をする工場労働者たち。チェ・ゲバラ部隊の戦車兵たちは、広大な原野を開墾している。遂に、アキラは、ゲリラの根拠地シエラマエストラを望む岬の街でマルシアを捜しあてた。しかし、彼女の故郷サンチャゴ・デ・クーバに着いたアキラが見たのは血と犠牲の死者たちの墓標の列だった。アキラは、はじめて彼女が短かい、人生の中で出会った悲惨な革命の歴史を思い知らされた。モンカダ兵舎襲撃一五周年を迎えた古都サンタクララのカーニバル。熱狂のアフロキューバンリズムにのって、嵐のように歌と踊りが渦まいていた。その夜、二人は激しく求めあった。「生きるために死にたい」と身悶えるマルシア。翌朝、彼女は幻のように消えた。厳しい孤独と憎悪をあのつぶらな瞳に宿し、別れの言葉も残さず去っていったマルシア。アキラには、あの夏の日の思い出が、疼痛のように灼け残っていた。

(c) キネマ旬報社
(c) Variety Japan

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