怪談残酷物語
| ◇基本データ |
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| タイトル | 怪談残酷物語 |
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| 公開年 | 1968年 |
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| 製作国 | 日本 |
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| 配給 | |
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| ◇キャスト |
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| 俳優名 | 役名 |
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| 川口小枝 (カワグチサエダ) | 豊須賀 |
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| 田村正和 (タムラマサカズ) | 新一郎 |
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| 川津祐介 (カワヅユウスケ) | 新三 |
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| 賀川雪絵 (カガワユキエ賀川ユキ絵) | はな |
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| 春川ますみ (ハルカワマスミ) | おくま |
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| 桜井浩子 (サクライヒロコ) | お久 |
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| 花柳幻舟 (Hanayagi Genshu) | とよ |
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| 戸浦六宏 (Rokuhiro Toura) | 深谷新左衛門 |
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| 金子信雄 (Nobuo Kaneko) | 安川宗順 |
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| 北村英三 (キタムラエイゾウ) | 下総屋惣兵衛 |
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| ◇解説 |
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| 柴田錬三郎の『怪談累ヶ淵』を「雪夫人繪圖(1969)」の成澤昌茂が脚色。「嵐に立つ」の長谷和夫が監督した怪談もの。撮影は「みな殺しの霊歌」の丸山恵司。 |
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| ◇ストーリー | ※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。 |
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| 旗本深谷新左衛門は、鍼医安川宗順から、高利の金を借りた。だが、その返済を迫られると宗順を斬殺してしまった。深谷家に異変が起ったのは、その翌春からである。新左衛門は、妻とよが宗順の悪夢に憑かれ床につくと、女中おくまを雇った。おくまは、新左衛門と関係ができると奥方然と振舞い、やがて新左衛門の長男新一郎にまで、誘惑の手をのばした。新一郎はこれを苦に出奔。とよの病状は悪化した。新左衛門は病妻のために按摩を呼んだが、その顔は宗順にそっくりだった。それから間もなく、とよの悲鳴で駈けつけた新左衛門は、按摩に斬りかかった。だが、凄まじい形相を残して死んだのは、とよだった。やがて新左衛門が狂死し、深谷家は改易となった。それから数年。質屋下総屋に居候の身となった新一郎は、そこの奉公人はなの誘惑に身を任せ情交を結んだ。その最中、はなは呻き声をあげて、世を去った。彼女こそ、宗順の次女だった。その時、はなの頸に鍼が刺さっていた。絶望した新一郎は、三百両を土歳から盗み逐電。やがて捕まり、打首に処せられた。根津七軒町の浄瑠璃師女豊須賀は宗順の長女だった。その妖艶な肢体は、この界隈の人気の的だった。新左衛門の次男新三は、うぶを装い豊頃賀の肌を狂わせた。だが新三には目的があった。やがて顔に腫物が出来、醜怪な面相となった豊須賀から、彼女の持金三百両をくすねた。新三は豊須賀を殺し、かねてから情交を結んでいたそば屋の娘お久と江戸を逐電した。逃亡の途中、二人が累が淵にさしかかった時、稲光りと共に、凄じい形相の豊須賀が立ちはだかった。必死に鎌を振るった新三が、正気に戻って見たのは、すでに言切れたお久の姿だった。小塚原をさまよう新三は、処刑された兄新一郎の首を見た。その彼に乞食女が声をかけた。「お久はわしの娘じゃ……」。やがて、奇妙な心中死体が発見された。それは新三と乞食女おくまのなれの果てだった。 |
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