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作品情報

千曲川絶唱

◇基本データ

タイトル千曲川絶唱

公開年1967年

製作国日本

配給東宝

◇スタッフ

監督 豊田四郎 (トヨダシロウ)  

製作 佐藤一郎 (サトウイチロウ)   椎野英之 (シイノヒデユキ)  

脚本 松山善三 (マツヤマゼンゾウ)  

撮影 岡崎宏三 (Kozo Okazaki)  

音楽 佐藤勝 (サトウマサル)  

美術 幡野豊治郎 (ハタノトヨジロウ)  

編集 広瀬千鶴 (ヒロセチヅル)  

録音 長岡憲治 (ナガオカケンジ)  

スチール 中山章   

照明 榊原庸介 (サカキバラヨウスケ)  

◇キャスト

俳優名役名

北大路欣也 (キタオオジキンヤ)五所川肇

宮口精二 (Seiji Miyaguchi)浮田清作

星由里子 (ホシユリコ)浮田奈美

田中邦衛 (タナカクニエ)服部勇次郎

都家かつ江 (ミヤコヤカツエ)母久枝

いしだあゆみ 妹美子

上田忠好 (ウエダタダヨシ)槙繁

石井伊吉 (イシイイキチ)樋口虎太郎

平幹二朗 (ヒラミキジロウ)医師岩倉秀

浜田寅彦 (ハマダトラヒコ)療養所長

中村たつ (ナカムラタツ)看護婦長

松波志保 (マツナミシホ)看護婦浩子

福田豊土 (フクダトヨト)取調官

小沢直平 (オザワナオヘイ)本屋の店員

岩倉高子 (イワクラタカコ)ルミ

玉井碧 リリ

若宮忠三郎 (ワカミヤチュウザブロウ)集配所長

山本清 (ヤマモトキヨシ)新聞記者A

加村赳雄 (カムラ)新聞記者B

◇解説

「沈丁花」の松山善三がオリジナル・シナリオを執筆し、「四谷怪談(1965)」「波影」の豊田四郎が監督した純愛もの。撮影は「喜劇 各駅停車」の岡崎宏三。

◇ストーリー※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

五所川肇はトラックの運転手で、金を貯めるのを楽しみにしている。女も嫌いではない。ある日同僚勇次郎の妹美子がカリエスで入院している病院へ見舞に行った時、歯茎から血の出る日が続いて不安になった肇は、岩倉の診察を受けた。大したことはないということだった。だが、肇は知らなかったが、岩倉は肇の症状と採った血を調べて見て、まぎれもない白血病であることを知った。看護婦奈美の美しさに惹かれて肇は度々診察を受けたが、次第にモルモット的な扱いに腹を立て、病院に来なくなった。その間に病状は進み、目まいを起こしたりしたが肇はビタミン不足だ、ぐらいに考えていたのである。そして、受診を勧めに来た奈美を車に乗せていた時、突然襲った目まいで少年をはねてしまう。その時肇は、交通取調官と岩倉との電話を聞いて、ようやく自分が白血病であること知って愕然とした。ヤケになった彼は富山の運送会社をやめ、東京に出ると色んな医者の検診を受けたが、医者は真実を打ち明けない。肇は医学書を買って読み、白血病の実態を知った。今の医学では不治の病である。絶望した彼は、奈美のいる富山に戻った。奈美は、そんな肇を看護婦としてではなく、一人の女として迎えた。間もなく死ぬであろう男に激しい愛を捧げたのである。肇は奈美に励まされ、残された日々を精一杯に生きようとする。岩倉の診察では肇の命は後半年だった。そんな時、勇次郎の妹美子は不治の病に絶望的になって自殺した。肇はそれを知って逆に必死になって道路工事夫として働く。やがて、病状は進み、肇は倒れた。そして最後の日、肇は奈美の人魚のような裸身を見ながら息を引きとった。死顔には自分が働いた道路が永久に残るのだという満足そうな微笑が浮んでいた。

(c) キネマ旬報社
(c) Variety Japan

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