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作品情報

帰郷(1964)

◇基本データ

タイトル帰郷(1964)

公開年1964年

製作国日本

配給日活

◇スタッフ

監督 西河克己 (ニシカワカツミ)  

原作 大佛次郎 (オサラギジロウ)  

脚色 馬場当 (ババマサル)   西河克己 (ニシカワカツミ)  

企画 山本武 (ヤマモトタケシ)  

撮影 横山実 (ヨコヤマミノル)  

音楽 池田正義 (イケダマサヨシ)  

美術 佐谷晃能   

編集 鈴木晄 (スズキアキラ)  

録音 橋本文雄 (ハシモトフミオ)  

スチール 目黒祐司 (メグロユウジ)  

照明 河野愛三 (コウノアイゾウ)  

◇キャスト

俳優名役名

森雅之 (モリマサユキ)守屋恭吾

吉永小百合 (ヨシナガサユリ)守屋伴子

高峰三枝子 (タカミネミエコ)守屋節子

芦田伸介 (アシダシンスケ)隠岐達三

高橋英樹 (タカハシヒデキ)岡部雄吉

渡辺美佐子 (ワタナベミサコ)高野左衛子

宇野重吉 (Jukichi Uno)牛木剛

檀太郎 (ダンタロウ)岡村俊樹

ゴンザ・レス バ氏

カーリントン スリマン刑事

神山勝 古文堂の店員

森塚敏 (モリツカビン)編集長

ベニヤン ハバナ警察の巡査A

ガンヤン ハバナ警察の巡査B

原恵子 (ハラケイコ)奈良の旅館のおかみ

堀恭子 (ホリキョウコ)奈良の旅館の女中

◇解説

大佛次郎の同名小説を「泥だらけのいのち」の馬場当と「エデンの海(1976)」の西河克己が共同で脚色、西河克己が監督した文芸もの。撮影は「太陽西から昇る」の横山実。

◇ストーリー※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

雑誌社に勤める守屋伴子は、実父恭吾をキューバの動乱で失い、母節子は大学教授の隠岐達三と伴子を連れて再婚した。隠岐は著名な学者であったが、気の弱い男で、絵を売ることを唯一の楽しみにしていた。ある日、伴子は原稿を依頼するため、女画商高野左衛子の画廊を尋ねた。左衛子は伴子の顔を瞶めると、明日自宅に来るようにと言った。その日古本屋に奇った伴子は、大学院生の岡部雄吉に逢った。雄吉の気取りのない態度に、伴子はひきつけられた。翌日、左衛子に逢った伴子は、初めて実父の話を聞かされた。左衛子は、恭吾とキューバで知りあい、強烈に魅かれながら、革命に協力した恭吾を裏切って、政府軍に密告したのだった。そのことは、左衛子の心の中に、深い傷痕となって残っていた。そして恭吾が日本に帰っている事を知らされた伴子は、母の苦労を思って母と、実父への慕情の間で悩んだ。帰りに、左衛子は、伴子に一粒のダイヤモンドを手渡した。一方節子は、恭吾の大学時代の親友、牛木から恭吾が帰国したことを聞き、動揺する達三を前に苦しんでいた。確かに死亡したというニュースを聞いた節子にとって、これは意外な知らせであった。そんな母の姿を見て伴子は、父に会わないことを決心したが、雄吉から、「我慢するのは不自然なことだ」と言われ、ついに左衛子と一緒に、恭吾のいる奈良へ飛んだ。キューバからヨーロッパに逃れた恭吾は十年ぶりで見る古都に、孤独をかみしめていた。美しく成人した伴子を見て恭吾は、平和な家庭を守っている節子の心を乱してはならないと思った。ホテルで、伴子は持っているダイヤモンドを、世の中のために使って欲しいとさし出した。恭吾は娘の伴子のやさしさに、感動し、一人日本を離れる決意をしていた。

(c) キネマ旬報社
(c) Variety Japan

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