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作品情報

肉体の門(1964)

◇基本データ

タイトル肉体の門(1964)

公開年1964年

製作国日本

配給日活

◇スタッフ

監督 鈴木清順 (Seijun Suzuki)  

原作 田村泰次郎   

脚色 棚田吾郎 (タナダゴロウ)  

企画 岩井金男 (イワイカネオ)  

撮影 峰重義 (ミネシゲヨシ)  

音楽 山本直純 (ヤマモトナオズミ)  

美術 木村威夫 (Takeo Kimura)  

編集 鈴木晄 (スズキアキラ)  

録音 米津次男 (ヨネヅツギオ)  

スチール 目黒祐司 (メグロユウジ)  

照明 河野愛三 (コウノアイゾウ)  

◇キャスト

俳優名役名

河西都子 小政のせん

野川由美子 (ノガワユミコ)ボルネオ・マヤ

松尾嘉代 (マツオカヨ)ジープのお美乃

石井トミコ (イシイトミコ)ふうてんお六

富永美沙子 (トミナガミサコ)町子

宍戸錠 (シシドジョウ)伊吹新太郎

玉川伊佐男 (タマガワイサオ)彫留

和田浩治 (ワダコウジ)阿部

野呂圭介 (ノロケイスケ)石井

江角英明 (エスミヒデアキ)小笠原

緒方葉子 (オガタヨウコ)洋パンの女

横田陽子 (ヨコタヨウコ)洋パンの女

中庸子 (ナカヨウコ)夜の女

長弘 (チョウヒロシ)イモ屋

チコ・ローランド 黒人牧師

◇解説

田村泰次郎の同名小説を「潮騒(1964)」の棚田吾郎が脚色「花と怒涛」の鈴木清順が監督した風俗ドラマ。撮影は「仲間たち」の峰重義。

◇ストーリー※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

敗戦に虚脱し、疲れきった男たちの間に、毒々しい悪夢の花を咲かせる女たち。十七歳のマヤが、関東小政のおせんのグループに仲間入りしたのも、たった一人の兄をボルネオで亡くし、外国兵に肌を奪われてからだ。焼ビルの地下には、ジープのお美乃、ふうてんお六、町子と、皆暗い過去を背負った女たちがたむろしていた。今日も闇市では、仲間の掟を破った夜の女が、激しいリンチをうけていた。彼女らの中には、よその女に縄張りを荒させない、ただで男と寝ないという掟が生きていた。一方関東小政の刺青をもつ、おせんは、進駐軍の兵隊を半殺しにした復員姿の新太郎を助けた。すさんだ生活をしていても、小政たちもやはり女だ。たくましい男を見て、彼女らの中に愛に、似た感情が湧いて来た。そんな時、町子が小笠原というなじみの客と、結婚を約束して代償なしに身体を与えていることがバレてしまった。怒り狂った小政、マヤらは、地下室に町子を宙吊りにすると、リンチを加えた。途中、新太郎にさえぎられたものの、すさまじいリンチは、マヤの身体に忘れていた女の生理をよみがえらせた。そして新太郎に強烈にひきつけられていった。一方新太郎は、進駐軍のペニシリンをもっていた。小政の口ききで新太郎は阿部と兄貴分の石井にそれを売り、莫大なお金を受けとった。祝い酒に酔った新太郎は、焼跡に絡がれた牛を地下室にひっぱって来ると久しぶりの牛肉にありつき乱痴気さわぎがつづいた。飲み食い、ひもじさから解放されたマヤは、新太郎を廃船につれこむと、愛撫を求めた。彼も激情にかられ、マヤを抱くと、「新しい生活へのスタートをきろうと約束した」しかし、かげでこれを聞いた小政は、マヤに激しいリンチを加えるのだった。けれど、希望に満ちたマヤの瞳は美しかった。一方、新太郎は小政に、ペニシリンがインチキだと密告され、石井らの一団とMP、警官に追われた。新太郎は必死に逃げたが、MPの弾丸が容赦なく新太郎の身体に食いこんでいった。何も知らないマヤは新太郎の約束の場所に急いでゆくのだった。

(c) キネマ旬報社
(c) Variety Japan

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