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作品情報

さらば夏の光よ

◇基本データ

タイトルさらば夏の光よ

公開年1976年

製作国日本

配給松竹

◇スタッフ

監督 山根成之 (ヤマネシゲユキ)  

製作 樋口清 (ヒグチキヨシ)  

原作 遠藤周作 (エンドウシュウサク)  

脚本 ジェームス三木 (ジェームスミキ)  

企画 周防郁雄   

撮影 坂本典隆 (サカモトノリタカ)  

音楽 大野雄二 (オオノユウジ)  

美術 森田郷平 (モリタキョウヘイ)  

編集 富宅理一   

録音 平松時夫 (ヒラマツトキオ)  

スチール 赤井博且 (アカイヒロカツ)  

助監督 佐光曠   

照明 津吹正   

◇キャスト

俳優名役名

郷ひろみ (ゴウヒロミ)南条宏

秋吉久美子 (アキヨシクミコ)戸田京子

川口厚 (カワグチアツシ)野呂文平

仲谷昇 (ナカヤノボル)藤倉英一郎

一氏ゆかり 藤倉ゆかり

林ゆたか (ハヤシユタカ)黒岩

進千賀子 (シンチカコ)看護婦

愛みどり (アイミドリ)由美子

佐藤美恵子 (サトウミエコ)

岡崎徹 (オカザキトオル)平岡

小田草之助 (オダソウノスケ)運転手

五十嵐恵美子 (イガラシミエコ)藤倉夫人

◇解説

仲の良い二人の少年と彼らが愛した少女をめぐって、青春の苦さを描いた遠藤周作の同名小説の映画化。脚本は「あした輝く」のジェームス三木、監督は「港のヨーコ ヨコハマ ヨコスカ」の山根成之、撮影は「竹久夢二物語 恋する」の坂本典隆がそれぞれ担当。

◇ストーリー※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

南条宏と野呂文平は、アルバイト捜しで立ち寄ったハンバーガー・ショップで、美しい女店員・戸田京子を一目見た時から、二人とも心うばわれるものを感じた。しかし、この恋の競争は、行動的で調子のよい宏が、内向的で真面目な野呂をリードした。その店に宏だけが採用されたからだ。宏と野呂は性格も考え方も違うのだが、なぜかウマが合い、ひとつ年下の宏は、大学浪人の野呂の下宿に居候している。現代っ子でどこか憎めない感じの宏は、働きながら京子の心を次第に捉えていった。そんなある日、宏は京子とのデートをすっぽかしたために、野呂が代役をつとめた。生まれて初めて女の子とデートした野呂は、たちまち京子に熱をあげてしまった。そんな野呂の熱情にうたれた宏は、無器用な彼のために、デートのチャンスをつくってやったり、口説き文句を教えてやったり、京子との橋渡しを買ってでるのだった。宏を愛し始めていた京子だが、悩んだすえ、宏の行動に反発するかのように、野呂の愛を受け入れ、同棲生活に入った。二人を祝福した宏だったが、その時、初めて自分も京子を愛している事を知った。そんなある日、京子が店の支配人に犯されそうになった。怒った宏と野呂が、支配人を詰問している時、はずみで野呂が支配人に重傷を負わせてしまった。宏は、京子が野呂の子供を身ごもっており、未成年の自分の方が罪が軽いと野呂を説得し、身代りに自首した。やがて、野呂は希望の大学に合格したのだが、警察の調べで全てが明るみになり、逮捕された。釈放された宏は、生まれてくる京子の子供のためにも、獄中で喘息で苦しむ野呂のためにも、保釈金を用意しようと奔走した。だが、若い宏にとって二百万円の保釈金は手にあまり、思いあまった末、かつて幼い自分を捨てた父・藤倉に借金を申し込んだ。突然の申し出に驚いた藤倉だが、金を用意した。宏は早速保釈金を持って拘置所に行くが、野呂は喘息のために急死した後だった……。葬式の後、宏は京子に結婚して野呂の子を育てようと告げた。だが、京子は、自分が愛してたのは野呂で、子供は郷里で生む、とプロポーズを断った。そして、郷里へ帰る京子を見送った宏は、野呂が可愛がっていた十姉妹を放してやった。冬空の彼方に飛び去る小鳥に、宏は別れの微笑を送った。

(c) キネマ旬報社
(c) Variety Japan

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