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作品情報

黒い雨

◇基本データ

タイトル黒い雨

公開年1989年

製作国日本

配給東映

◇スタッフ

監督 今村昌平 (イマムラショウヘイ)  

プロデューサー 飯野久 (イイノヒサ)  

原作 井伏鱒二 (イブセマスジ)  

脚本 石堂淑朗    今村昌平 (イマムラショウヘイ)  

撮影 川又昂 (カワマタタカシ)  

音楽 武満徹 (Toru Takemistu)  

美術 稲垣尚夫 (イナガキヒサオ)  

編集 岡安肇 (オカヤスハジメ)  

録音 紅谷愃一 (Kenichi Beniya)  

スチール 石月美徳   

助監督 月野木隆   

照明 岩木保夫 (イワキヤスオ)  

製作プロダクション 東北新社    日本映画学校    杉森彫刻美術研究所    ヘキサ・プロセス   

◇キャスト

俳優名役名

田中好子 (タナカヨシコ)高丸矢須子

北村和夫 (キタムラカズオ)閑間重松

市原悦子 (イチハラエツコ)閑間シゲ子

原ひさ子 (ハラヒサコ)閑間キン

沢たまき (サワタマキ)池本屋のおばはん

立石麻由美 池本屋文子

小林昭二 (コバヤシアキジ)片山

山田昌 岡崎屋タツ

石田圭祐 岡崎屋悠一

小沢昭一 (オザワショウイチ)庄吉

楠トシエ (クスノキトシエ)カネ

三木のり平 (ミキノリヘイ)好太郎

七尾伶子 (Reiko Nanao)るい

河原さぶ (カワハラサブ)養殖業者・金丸

石丸謙二郎 (イシマルケンジロウ)青乃

大滝秀治 (オオタキヒデジ)藤田医師

白川和子 (シラカワカズコ)白旗の婆さん

飯沼慧 (イイヌマケイ)高丸

深水三章 (シンスイサンショウ)能島

殿山泰司 (トノヤマタイジ)老僧

常田富士男 (トキタフジオ)老遍路

三谷昇 (ミタニノボル)郵便局長

◇解説

原爆による黒い雨を浴びたために人生を狂わせられてしまった女性と、それを暖かく見守る叔父夫婦とのふれあいを描く。井伏鱒二原作の同名小説の映画化で、脚本・監督は「女衒」の今村昌平、共同脚本は「ジャズ大名」の石堂淑朗、撮影は「危険な女たち」の川又昂がそれそれ担当。

◇ストーリー※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

昭和20年8月6日、広島に原爆が投下された。その時郊外の疎開先にいた高丸矢須子は叔父・閑間重松の元へ行くため瀬戸内海を渡っていたが、途中で黒い雨を浴びてしまった。20歳の夏の出来事だった。5年後矢須子は重松とシゲ子夫妻の家に引き取られ、重松の母・キンと4人で福山市小畠村で暮らしていた。地主の重松は先祖代々の土地を切り売りしつつ、同じ被爆者で幼なじみの庄吉、好太郎と原爆病に効くという鯉の養殖を始め、毎日釣りしながら過ごしていた。村では皆が戦争の傷跡を引きずっていた。戦争の後遺症でバスのエンジン音を聞くと発狂してしまう息子・悠一を抱えて女手一つで雑貨屋を営む岡崎屋。娘のキャバレー勤めを容認しつつ闇屋に精を出す池本屋。重松の悩みは自分の体より、25歳になる矢須子の縁組だった。美しい矢須子の元へ絶えず縁談が持ち込まれるが、必ず“ピカに合った娘”という噂から破談になっていた。重松は疑いを晴らそうと矢須子の日記を清書し、8月6日に黒い雨を浴びたものの直接ピカに合っていないことを証明しようとした。やがて庄吉、好太郎と相次いで死に、シゲ子が精神に異常をきたした。一方、矢須子はエンジンの音さえ聞かなければ大人しく石像を彫り続けている悠一が心の支えとなっていった。しかし、黒い雨は時と共に容赦なく矢須子の体を蝕み、やがて髪の毛が抜け始めたのだった。

(c) キネマ旬報社
(c) Variety Japan

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