星の牧場
| ◇基本データ |
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| タイトル | 星の牧場 |
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| 公開年 | 1987年 |
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| 製作国 | 日本 |
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| 配給 | 東映クラシックフィルム |
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| ◇キャスト |
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| 俳優名 | 役名 |
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| 寺尾聰 (テラオアキラ) | モミイチ |
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| 檀ふみ (ダンフミ) | ジプシーの娘ユキ |
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| みずき愛 (ミズキアイ) | オカイコのバイオリン |
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| 上條恒彦 (Tunehiko Kamijou) | 蜂飼のクラリネット |
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| 石田純一 (イシダジュンイチ) | ジャム作りのフリュート |
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| 常田富士男 (トキタフジオ) | 角作工のファゴット |
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| 岡本信人 (オカモトノブト) | 大工のオーボエ |
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| 大橋吾郎 (オオハシゴロウ) | オカイコの兄のビオラ |
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| 楠トシエ (クスノキトシエ) | ティンパニーの女房 |
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| 大坂志郎 (オオサカシロウ) | 村の医者 |
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| フランキー堺 (Franky Sakai) | オカイコとビオラの父・コントラバス |
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| 南田洋子 (ミナミダヨウコ) | 牧場主の妻 |
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| 坂上二郎 (サカガミジロウ) | 牧場主 |
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| ◇解説 |
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| 記憶を失った青年とジプシーたちの心の交流を描いたメルヘン。庄野英二原作の同名小説の映画化で、監督は脚本も執筆した「風立ちぬ(1976)」の若杉光夫、撮影は「新・喜びも悲しみも幾歳月」の岡崎宏三がそれぞれ担当。 |
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| ◇ストーリー | ※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。 |
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| 高原の牧場で働く青年モミイチは、戦争のなかで受けたショックとマラリアの熱で記憶を失っている。だが、1兵隊のときの愛馬ツキスミのことだけは忘れられず、今もその麻の音が時折耳に聞こえてきた。ある日、麻の音を追いかけて山奥深く入り込んだモミイチは、初めて踏み込んた美しい花畑でクラリネットを吹く男に出逢う。彼のテントで一夜を明かし、聞いたのは森の中で暮らす不思議なジプシーたちのことであった。各々が得意の仕事を持ち自由な生活をおくりながら、時々一緒になって音楽を演奏して楽しむという。ツキスミのことを心配してくれるジプシーたちに心惹かれたモミイチは感激し、牧場に戻ってきても彼らのことばかり考えていた。美しい音色を奏でる鈴をたくさん作った彼は、再び山奥深く入り込みジプシーたちを捜し求める。そして、オカイコを踊らせるバイオリン弾きの美少女、ビオラを奏でるそり兄をはじめ、たくさんのジプシーたちと出逢い素晴らしい歓待を受けた。彼らの「次の満月の夜、森の奥で開かれるジプシーたちの・バザールで再会しよう、それまでにツキスミのことを尋ねておこう」という言葉を胸に、モミイチは牧場に戻った。だが、彼を心配した牧場主夫婦、許嫁のゆきはこれ以上自由にしておけぬと監視する。満月の夜、牧場を抜け出せぬモミイチは泣くのだった。夏も過ぎ去ろうという頃、再び山に出かけた彼は歩き回るが、かつての場所にジプシーたちの姿は見えなかった。捜し疲れて眠り、眼を覚ますと流れ星の降る中をツキスミが駆けめぐっている。夜空ではジプシーたちのオーケストラがシンフォニーを響かせている。歓喜にあふれたモミイチはツキスミの背に乗って、夜空で待ち受けるジプシーたちの許へと昇っていくのだった。 |
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