●作品情報
キネマの天地
| ◇基本データ | |
|---|---|
| タイトル | キネマの天地 |
| 公開年 | 1986年 |
| 製作国 | 日本 |
| 配給 | 松竹 |
| ◇スタッフ | |
|---|---|
| 監督 | 山田洋次 (ヤマダヨウジ) |
| 製作 | 野村芳太郎 (ノムラヨシタロウ) |
| 製作総指揮 | 奥山融 (オクヤマトオル) |
| プロデューサー | 杉崎重美 升本喜年 島津清 (シマヅキヨシ) |
| 脚本 | 井上ひさし (イノウエヒサシ) 山田太一 (ヤマダタイチ) 朝間義隆 (アサマヨシタカ) 山田洋次 (ヤマダヨウジ) |
| 撮影 | 高羽哲夫 (タカバテツオ) |
| 音楽 | 山本直純 (ヤマモトナオズミ) |
| 美術 | 出川三男 (デガワミツオ) |
| 編集 | 石井巌 (イシイイワオ) |
| 録音 | 鈴木功 (スズキイサオ) |
| スクリプター | 内藤誠 (ナイトウマコト) 田中康義 (タナカコウギ) |
| スチール | 赤井博且 (アカイヒロカツ) |
| 助監督 | 五十嵐敬司 (イガラシケイジ) |
| 照明 | 青木好文 (アオキヨシフミ) |
| ◇キャスト | |
|---|---|
| 俳優名 | 役名 |
| 渥美清 (アツミキヨシ) | 喜八 |
| 中井貴一 (ナカイキイチ) | 島田健二郎 |
| 有森也実 (アリモリナリミ) | 田中小春 |
| 倍賞千恵子 (バイショウチエコ) | ゆき |
| 前田吟 (マエダギン) | 弘吉 |
| 下絛正巳 (シモジョウマサミ) | 島田庄吉 |
| 三崎千恵子 (ミサキチエコ) | 貞子 |
| 吉岡秀隆 (ヨシオカヒデタカ) | 満男 |
| 笹野高史 (ササノタカシ) | 屑屋 |
| 松本幸四郎 (マツモトコウシロウ) | 城田所長 |
| 松坂慶子 (マツザカケイコ) | 川島澄江 |
| すまけい | 小倉監督 |
| 岸部一徳 (キシベイットク) | 緒方監督 |
| なべおさみ (Osami_Nabe) | 小笠原監督 |
| 大和田伸也 (オオワダシンヤ) | 岡村監督 |
| 柄本明 (Akira Emoto) | 佐伯監督 |
| 山本晋也 (ヤマモトシンヤ) | 内藤監督 |
| 美保純 (ミホジュン) | 園田八重子 |
| 石井均 (イシイキン) | 床山茂吉 |
| レオナルド熊 (レオナルドクマ) | 磯野良平 |
| 津嘉山正種 (ツカヤママサネ) | 川島の恋人 |
| 坂元貞美 (サカモトサダミ) | 古賀英二 |
| 広岡瞬 (ヒロオカシュン) | 小山田淳 |
| 田中健 (タナカケン) | 井川時彦 |
| 油井昌由樹 | 長野キャメラマン |
| 冷泉公裕 | 猪股助監督 |
| じん弘 (ジンヒロシ) | 照明班長 |
| 山田隆夫 (ヤマダタカオ) | 正兄 |
| アパッチけん (アパッチケン) | 生田キャメラマン |
| 光石研 (ミツイシケン) | 生田キャメラマン助手 |
| 桜井センリ (サクライセンリ) | 守衛 |
| 笠智衆 (Ryu Chishu) | トモさん |
| 平田満 (ヒラタミツル) | 小田切 |
| ハナ肇 (Hajime_Hana) | 安五郎 |
| 佐藤蛾次郎 (サトウガジロウ) | 留吉 |
| 石倉三郎 (イシクラサブロウ) | 看守 |
| 粟津號 (アワヅゴウ) | 馬道刑事 |
| 財津一郎 (ザイツイチロウ) | 大飼刑事 |
| 桃井かおり (モモイカオリ) | 彰子妃殿下 |
| 山城新伍 (ヤマシロシンゴ) | 戸田礼吉 |
| 木の実ナナ (Nana_Kinomi) | 華やかな女性歌手 |
| 松田春翠 (マツダシュンスイ) | 帝国館弁士 |
| 人見明 (ヒトミアキラ) | 帝国館支配人 |
| 田谷知子 | 若い売り子 |
| 関敬六 (セキケイロク) | 呼び込みの男 |
| 若尾哲平 (ワカオテッペイ) | 脚本部・北原 |
| 巻島康一 | 脚本部・池島 |
| マキノ佐代子 (マキノサヨコ) | 女事務員 |
| 加島潤 (カシマジュン) | 医師役 |
| 星野浩之 | 泥棒役 |
| 藤山寛美 (フジヤマカンビ) | 浅草の客 |
| ◇解説 |
|---|
| 松竹が撮影所を大船に移転する直前の昭和8、9年の蒲田撮影所を舞台に、映画作りに情熱を燃やす人々の人生を描く。脚本は井上ひさし、山田太一、朝間義隆、山田洋次が共同執筆。監督は「男はつらいよ 柴又より愛をこめて」の山田洋次、撮影も同作の高羽哲夫が担当。 |
| ◇ストーリー | ※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。 |
|---|---|
| 浅草の活動小屋で売り子をしていた田中小春が、松竹キネマの小倉監督に見出され、蒲田撮影所の大部屋に入ったのは昭和8年の春だった。小春は大震災で母親を失い、若い頃旅回り一座の人気者だったという病弱の父・喜八と長屋でのふたり暮らしだ。蒲田撮影所での体験は何もかもが新鮮だった。ある日、守衛に案内されて小倉組の撮影見学をしていた小春はエキストラとして映画出演することになった。だが素人の小春にうまく演じられる訳がなく、小倉に怒鳴られた小春は泣き泣き家に帰り、女優になることをあきらめた。長屋に戻って近所の奥さんにことのいきさつを話している小春を、小倉組の助監督島田健二郎が迎えにきた。「女優になりたがる娘はいっぱいいるけど、女優にしたい娘はそんなにいるもんじゃない」。健二郎の言葉で、小春は再び女優への道を歩み始めた。やがて健二郎と小春はひと眼を盗んでデイトする間柄になった。小春は幸福だった。しかし時がたつにつれ、映画のことにしか興味をしめさない健二郎に少しずつ物足りなさを覚えるようになった。小春の長屋の住人たちは不況下の失業にあえいでいた。そんな中で、唯一の希望はスクリーンに登場する小春だった。夏もすぎ秋になって、小春はプレイボーイとして有名な二枚目スター、井川時彦と親しくつき合うようになった。師走に入って、健二郎は、労働運動で警察から追われている大学時代の先輩をかくまったとして、留置所に入れられてしまう。その留置所生活で得たのは、かつてなかった映画作りに対する情熱だった。年が明けて、小春が大作の主演に大抜擢された。主演のトップスター川島澄江が愛の失踪事件を起こしたため、その代打に起用されたのだ。しかしその大作「浮草」で演技の壁にぶつかって、小春は苦悩した。その小春を、喜八はかつて旅回り一座の看板女優だった母と一座の二枚目俳優のロマンスを語り励ました。実は小春の本当の父親はその二枚目であることも--。「浮草」は成功した。人があふれる浅草の映画館でゆきと「浮草」を見に行った喜八は、映画を見ながら静かに息をひきとった。 | |
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(c) Variety Japan
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