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作品情報

愛の陽炎

◇基本データ

タイトル愛の陽炎

公開年1986年

製作国日本

配給

◇スタッフ

監督 三村晴彦 (ミムラハルヒコ)  

プロデューサー 小坂一雄 (コサカカズオ)  

脚本 橋本忍 (Shinobu Hashimoto)  

企画 杉崎重美    橋本信吾 (ハシモトシンゴ)  

撮影 羽方義昌 (ハカタヨシマサ)  

音楽 福島新一 (フクシマシンイチ)  

美術 森田郷平 (モリタキョウヘイ)  

編集 鶴田益一   

録音 田中進 (タナカススム)  

スチール 金田正 (カネダタダシ)  

助監督 長尾啓司 (ナガオヒロシ)  

照明 宮原敬 (ミヤハラタカシ)  

◇キャスト

俳優名役名

いとうまい子 (イトウマイコ)新井ルミ子

萩原流行 (ハギワラナガレ)関口岩松

佐野浅夫 (サノアサオ)藤谷社長

小坂一也 (Kazuya Kosaka)番頭・沼田

小倉一郎 (オグライチロウ)新井隆雄

小松方正 (コマツホウセイ)河井社長

風祭ゆき (カザマツリユキ)飯田弘江

山田辰夫 (ヤマダタツオ)松村

高田純次 (Junji Takada)住職

戸川京子 (トガワキョウコ)看護婦・弓子

熊谷真実 (クマガイマミ)茂美

北林谷栄 (キタバヤシタニエ)お婆ちゃん

司葉子 (ツカサヨウコ)西谷克子

◇解説

男に騙された娘が〈呪い釘〉で怨みをはらそうとするサスペンス。脚本は「幻の湖」の橋本忍、監督は「彩り河」の三村晴彦、撮影は「時代屋の女房2」の羽方義昌がそれぞれ担当。

◇ストーリー※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

埼玉県飯能市。赤いヘルメットにジーパン、オートバイを乗りまわすルミ子は、田中製材所で働く20歳の現代っ子。彼女には、田中製材に出入りする野村運送の運転手・岩松という恋人がいる。二人は結婚を約束していて、たまにはモーテルでその仲を確かめあう関係だ。ルミ子には夢があった。日高の高麗の里の見晴らしの素晴らしい高台に家を建て、岩松と一緒に住みたいという夢である。その実現のために二人はコツコツと貯金していた。だが、岩松の評判はあまり良くない。ルミ子のおばあちゃんは、彼に一度会ったことがあるが、あまりいい印象は持たなかったし、お寺の往職にも、女グセが悪いし金に対する執着が強いと言われてしまう。そんな悪評に悩みながらもルミ子は、岩松に土地代の手付金として200万円を渡す。だが、事務所で、その士地の持ち主である後家の西谷克子は、土地を売るわけがないという話を聞きショックを受けるルミ子。そして追い討ちをかけるように、岩松には弘江という女房がいることが分かった。面と向かって岩松を問いつめたが、彼はのらりくらりと要領を得ない。「あん畜生! ぶっ殺してやりたい」と泣くルミ子に、おばあちゃんが、この地に代々伝わっている“呪い釘”を教えてくれた。人気のない丑の刻(午前二時)、白装束にローソクを頭に立てて神社の神木に、わら人形を呪う相手に見たてて五寸釘を打ち込む--。それを10日間続けなければならないのだ。「死ね!」ルミ子の怒りが五寸釘に打ち込まれる。その時、不思議なことに弘江とベッドを共にしていた岩松が、原因不明の痛みでもがき苦しんでいた。岩松は翌日、入院したものの、すぐに退院。〈呪い釘〉の効果はなかったかに思えた。しかし、ある夜、いつものようにルミ子が、呪いの衣装を着て歩いていると、偶然、岩松のトラックが通りがかり、驚いた彼は運転を誤まって事故死してしまった--。岩松の死後、ルミ子は西谷克子から意外なことを聞いた。克子は岩松に土地を売る約束をしており、彼は弘江と別れてルミ子と結婚しようと思っていたのだった。岩松は私を愛してくれていたのだ、愕然とするルミ子。数日後、哀しい想い出だけが残る土地を後に、東京へ向かうルミ子の姿があった。

(c) キネマ旬報社
(c) Variety Japan

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