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作品情報

ロケーション

◇基本データ

タイトルロケーション

公開年1984年

製作国日本

配給松竹

◇スタッフ

監督 森崎東 (モリサキアズマ)  

製作 中川滋弘 (ナカガワシゲヒロ)   赤司学文   

原作 津田一郎 (ツダイチロウ)  

脚本 近藤昭二 (コンドウショウジ)   森崎東 (モリサキアズマ)  

撮影 水野征樹   

音楽 佐藤允彦 (サトウマサヒコ)  

美術 福留八郎 (フクトメハチロウ)  

編集 近藤光雄 (コンドウミツオ)  

録音 武進 (タケススム)  

スチール 金子哲也 (カネコテツヤ)  

助監督 須藤公三 (スドウコウゾウ)  

照明 長田達也 (オサダタツヤ)  

◇キャスト

俳優名役名

西田敏行 (ニシダトシユキ)小田部子之助

大楠道代 (オオクスミチヨ)テル子

美保純 (ミホジュン)及川笑子

柄本明 (Akira Emoto)紺野

加藤武 (カトウタケシ)

竹中直人 (タケナカナオト)ダボ

アパッチけん (アパッチケン)タケ

大木正司 (オオキショウジ)米さん

神童累 E・T

草見潤平 石やん

ふとがね金太 (フトガネキンタ)ケンちゃん

イヴ ジーナ

角野卓造 (カドノタクゾウ)高田

花王おさむ 立札

河原さぶ (カワハラサブ)五大

殿山泰司 (トノヤマタイジ)犬丸

大塚国夫 (オオツカクニオ)神山

根岸明美 (ネギシアケミ)梅子

麻生隆子 笛子

初井言栄 (ハツイコトエ)サタ

大林隆介 信用金庫の支店長代理

和由布子 (カズユウコ)ロケ見物の若い保母

矢崎滋 (ヤザキシゲル)映画配給会社の若手社員

岩倉高子 (イワクラタカコ)タケを怒鳴るオバサン

森塚敏 (モリツカビン)診療所の医者

佐藤B作 (サトウビーサク)赤岩

乙羽信子 (オトワノブコ)かつ江

愛川欽也 (Kinya Aikawa)金蔵

◇解説

女優を妻とするピンク映画のカメラマンを中心に、一本の映画を完成させるロケ隊の姿を描く。津田一郎原作の『ザ・ロケーション』の映画化で、脚本は近藤昭二、監督は脚本も執筆している「時代屋の女房」の森崎東、撮影は水野征樹がそれぞれ担当。

◇ストーリー※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

べーやんこと小田部子之助は、ピンク映画のカメラマンで、妻・奈津子もピンク映画の女優である。奈津子の主演映画が始まるという晩、彼女は常習の睡眠薬自殺未遂を起こした。夫婦の二十年来の友人でシナリオライターの紺野が馳けつけてきた。紺野に奈津子を任せ、べーやんはロケーション出発地に向った。そこには、原監督、助監督のダボ、セカンドのタケ、照明の米さん、助手のE・T、カメラ助手石やん、スチール兼運転手のケンちゃんらスタッフが待っていた。彼らは俳優に扮したりと何役も兼ねる男達だ。今度の映画の内容は、三人の男にレイプされた女の復讐劇で、奈津子の代役・笛子は裸がいやとごねる。そこへ、紺野が奈津子を連れて来たが、撮影の途中「もうだめ」と下りてしまった。都内の連れ込み宿のシーンに来た。台本訂正があり、両親を溺死させられた娘の復讐劇となる。借りた宿の女中・笑子が消防器具をひっくり返し、粉末をあびた代役ジーナは逃げ出した。笑子を代役に撮影続行。だが、監督がぜん息で入院してしまう。彼はあと3日でアップすること、笑子をヒロインにと言い渡す。突然、笑子がお盆の墓参りに故郷の福島に帰ると言い出した。仕方なしにロケ隊も福島に向う。途中、笑子が小学校に立寄った。偶然にも体操教師の赤岩が、笑子の恩師だった。学校のプールを借りて、笑子と両親を見殺しにした男との対決を撮るが、赤岩は必死に止めようとする。笑子が本当に両親を殺したという噂があると言うのだ。ハワイアンセンターの前で、笑子が消えた。べーやんは駄菓子屋の老婆サタから、笑子の生い立ちを聞いた。炭坑夫だった父は事故で体が不自由になり、ヤクザに引き込まれてバクチに手をだし、借金抱えて逃げ回った末、一家心中。笑子が一人残されたという。しかし、女郎屋「みそら」のテル子は、母親は生き残ったが、父だけ死んだうらみから、後日、笑子が母親を仏ヶ浦の崖から突き落したという。テル子は奈津子に瓜二つだった。笑子が見つかり、紺野もやって来た。内容は急転し、一家心中を撮ることになった。浜の古い網小屋にロケ隊は集結したが、そこにはテル子がいた。笑子が母である彼女を呼び出したのだ。テル子は犬丸という男の妄になっていた。カメラは回った。米さんが父親の役をやり、笑子は母が父を殺したと責めたてる。母は笑子を松の木にくくりつけ、夫と心中するつもりだったという。その間に夫が崖から飛び降りたのだ。今なら死ねると飛び降りようとする母を笑子は止めた。こうして撮りあげた苦心作も、監督は気にいってくれたが、配給会社はわけがわからないと買ってくれなかった。

(c) キネマ旬報社
(c) Variety Japan

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