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作品情報

魚影の群れ

◇基本データ

タイトル魚影の群れ

公開年1983年

製作国日本

配給松竹富士

◇スタッフ

監督 相米慎二 (ソウマイシンジ)  

製作 織田明 (オダアキラ)   中川完治    宮島秀司 (ミヤジマヒデジ)  

原作 吉村昭 (ヨシムラアキラ)  

脚本 田中陽造 (タナカヨウゾウ)  

撮影 長沼六男 (ナガヌマムツオ)  

音楽 三枝成章 (サエグサシゲアキ三枝成彰)  

美術 横尾嘉良 (ヨコオヨシナガ)  

編集 山地早智子   

録音 信岡実 (ノブオカミノル)  

スクリプター 星野健一    中森幸夫    原田芳雄&アンリ菅野   

助監督 榎戸耕史 (エノキドコウジ)  

照明 熊谷秀夫 (クマガイヒデオ)  

◇キャスト

俳優名役名

緒形拳 (オガタケン)小浜房次郎

夏目雅子 (ナツメマサコ)小浜トキ子

佐藤浩市 (サトウコウイチ)依田俊一

矢崎滋 (ヤザキシゲル)新一

レオナルド熊 (レオナルドクマ)熊谷課長

石倉三郎 (イシクラサブロウ)水産業者・岸本

下川辰平 (シモカワタッペイ)浅見

三遊亭円楽 (サンユウテイエンラク)エイスケ

工藤栄一 (クドウエイイチ)屋台のオヤジ

十朱幸代 (トアケユキヨ)アヤ

◇解説

厳しい北の海で小型船を操り、孤独で苛酷なマグロの一本釣りに生命を賭ける海の男達と、寡黙であるが情熱的な女達の世界を描く。吉村昭原作の同名小説の映画化で、脚本は、「セーラー服と機関銃」の田中陽造、監督は「ションベン・ライダー」の相米慎二、撮影は「ふしぎな國・日本」の長沼六男がそれぞれ担当。

◇ストーリー※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

小浜房次郎は、娘トキ子が結婚したいという、町で喫茶店をやっている青年・依田俊一に会った。彼は養子に来て漁師になっても良いと言う。マグロ漁に命賭けで取り組んできた房次郎は、簡単に漁師になると言われて無性に腹だたしく感じた。店をたたみ大間に引越してきた俊一は、毎朝、房次郎の持ち船(第三登喜丸)の前で待ち受け、マグロ漁を教えて欲しいと頼む。十日以上も俊一を無視し続けた房次郎が、一緒に船に乗り込むのを許したのはエイスケの忠告に従ったからだった。エイスケに指摘されたとおり、房次郎はトキ子が、家出した妻アヤのように自分を捨てて出て行くのではないかとおびえていた。数日間不漁の日が続き、連日船酔いと戦っていた俊一がようやくそれに打ち勝ったある日、遂にマグロの群れにぶつかった。そして、餌がほうりこまれた瞬間、絶叫がおきた。マグロが食いつき凄い勢いで引張られる釣糸が俊一の頭に巻きついたのである。またたく間に血だらけになり俊一は助けを求めるが、房次郎はマグロとの死闘に夢中だ。一時間後、マグロをようやく仕留めた房次郎の見たのは俊一の憎悪の目だった。数ヵ月後に退院した俊一はトキ子と一緒に町を出ていった。一年後、北海道の伊布港に上陸した房次郎は二十年振りにアヤに再会する。壊しさと二十年の歳月が二人のわだかまりを溶かすが、アヤを迎えに来たヒモの新一にからまれた房次郎は、徹底的に痛めつけ、とめに入ったアヤまで殴りつけた。翌日伊布沖でマグロと格闘していた房次郎は、生まれて初めて釣糸を切られ、ショックを受ける。大間港に、すっかり逞しくなった俊一がトキ子と帰って来た。ある日、俊一の第一登喜丸の無線が途絶えた。一晩経っても消息はつかめず、トキ子は房次郎に頭を下げて捜索を依頼する。房次郎は、長年培った勘を頼りに第一登喜丸を発見。俊一は房次郎の読みのとおり、三百キロ近い大物と格闘中であった。重傷を負っているのを見た房次郎は釣糸を切ろうとするが、「切らねでけろ。俺も大間の漁師だから」という俊一の言葉にマグロとの闘いを開始する。二日間にわたる死闘の末、大物は仕留められた。しかし、帰港の途中、来年の春にトキ子が母親になる、生まれた子が男の子だったら漁師にしたいと告げて、俊一は房次郎の腕の中で息を引き取った。

(c) キネマ旬報社
(c) Variety Japan

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