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作品情報

漂流

◇基本データ

タイトル漂流

公開年1981年

製作国日本

配給東宝

◇スタッフ

監督 森谷司郎 (モリタニシロウ)  

製作 大木舜二 (オオキシュンジ)   内山甲子郎 (ウチヤマコウシロウ)  

原作 吉村昭 (ヨシムラアキラ)  

脚本 広沢栄 (ヒロサワサカエ)   森谷司郎 (モリタニシロウ)  

撮影 岡崎宏三 (Kozo Okazaki)  

音楽 川上源一   

美術 栗原信雄 (クリハラノブオ)  

編集 池田美千子 (イケダミチコ)  

録音 高場豊   

スクリプター 蒔田研一   

助監督 鈴木一男 (スズキカズオ)  

照明 山田昌和 (ヤマダマサカズ)  

◇キャスト

俳優名役名

北大路欣也 (キタオオジキンヤ)長平

坂上二郎 (サカガミジロウ)源右衛門

高橋長英 (タカハシチョウエイ)音吉

水島涼太 (ミズシマリョウタ)甚兵衛

岸田森 (キシダシン)儀三郎

渡瀬恒彦 (ワタセツネヒコ)伊平次

桐原史雄 (キリハラフミオ)忠八

小川隆一 (オガワリュウイチ)久七

樋浦勉 (ヒウラベン)重次郎

酒井昭 (サカイアキラ)由浩

宮坂正則 (ミヤサカマサノリ)清蔵

鷹巣豊子 お絹

三田佳子 (Yoshiko Mita)長平の母

草野大悟 (クサノダイゴ)惣助

井上博一 (イノウエヒロカズ)年配の水主

山本廉 (ヤマモトレン)得造

野口ふみえ (ノグチフミエ)お栄

◇解説

嵐で船が難波し、無人島に漂着した男が、十二年の歳月を経て、再び人間社会に生還するまでを描く。吉村昭の同名の原作の映画化で、脚本は広沢栄と「動乱」の森谷司郎の共同執筆、監督も同作の森谷司郎、撮影は「衝動殺人 息子よ」の岡崎宏三がそれぞれ担当。

◇ストーリー※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

天明五年、冬の嵐に会った土佐の永徳丸は、あえなく難波、長平と三人の仲間が、無人の火山島に漂着した。大きな白い鳥しかいないこの島の生活は厳しく、七ヵ月後に、年長の源右衛門は死んでしまった。若い甚平衛もすぐに後を追った。音吉は土佐に恋人のお絹が待っていると信じてよく耐えた。しかし、お絹が長平と恋仲であることを知り、生きる気力を失い、崖から身を投げるのだった。残された長平は、お遍路だった母の「どんなに辛くても、一人で生きていくのよ」という最後の言葉を思い出し耐えた。白い鳥は長平の命を支えた。肉は食糧に、羽は衣服に、卵は水受けになった。九年の歳月が過ぎたとき、江戸から七人の男が漂着した。苦しい生活の中で、伊平次は由浩と争いになり、刺し殺してしまう。伊平次は生きようする仲間に、冷たい視線を向け、孤立していた。もし生還したところで、人を殺したことを仲間が喋るのでは、と思っていた。一方、長平たちは、流木を集めて船造りを始めた。船はあと一歩で完成するところまできている。そんなとき、役人へ告げ口されるのを恐れた伊平次は船に火を放った。呆然とする長平たち。そこへ、火山が地鳴を始めた。このままでは爆発し、溶岩に流される。必死に船の再建に取り組む一同。日毎に地鳴は激しさを増していく。そして、ついに船は完成した。そこへ、大波がやってきた。波に船を奪われたら生きる道はない。長平たちは、斜面を流れる船を必死で引っぱった。大波に長平たちは岩に叩きつけられ船は波打際へすべっていく。そこへ、伊平次が立ちはだかり、船は伊平次を下敷に止った。そして、寛政九年、長平は十三年ぶりに故国の土を踏むのだった。

(c) キネマ旬報社
(c) Variety Japan

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