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作品情報

ふたりのベロニカ

◇基本データ

タイトルふたりのベロニカ

原題La Double Vie de Veronique

公開年1992年

製作国ポーランド フランス

配給KUZUIエンタープライズ

◇スタッフ

監督 クシシュトフ・キェシロフスキ (Krzysztof Kieslowski)  

製作 ベルナール・P・ギルマン (Bernard P. Guiremand)  

製作総指揮 レオナルド・デ・ラ・フェンテ (Leonardo de la Fuente)  

脚本 クシシュトフ・キェシロフスキ (Krzysztof Kieslowski)   クシシュトフ・ピェシェヴィチ (Krzysztof Piesiewicz)  

撮影 スワヴォミール・イジャック (Slawomir Idziak)  

音楽 ズビグニエフ・プレイスネル (Zbigniew Preisner)  

美術 Patrice Mercier (Patrice Mercier)  

編集 ジャック・ウィッタ (Jacques Witta)  

字幕 岡枝慎二 (Shinji Okaeda)  

◇キャスト

俳優名役名

イレーヌ・ジャコブ (Irene Jacob)Weronika Veronique

Halina Gryglaszewska (Halina Gryglaszewska)La_Tante

Jerzy Gudejko (Jerzy Gudejko)Antek

フィリップ・ヴォルテール (Philippe Volter)Alexandre_Fabbri

サンドリーヌ・デュマ (Sandrine Dumas)Catherine

ルイ・デュクルー (Louis Ducreux)Le_Professeur

クロード・ドュヌトン (Claude Duneton)Le_p8fa1a5re_de_Veronique

Lorraine Evanoff (Lorraine Evanoff)Claude

◇解説

同年同月同日同時刻に、ポーランドとパリで生まれた瓜二つのベロニカという2人の女性の数奇な交流を描く。監督・脚本は「愛に関する短いフィルム」のクシシュトフ・キェシロフスキ、製作はベルナール・P・ギルマン、エグゼクティヴ・プロデューサーはレオナルド・デ・ラ・フェンテ、共同脚本はクシシュトフ・ピェシェヴィチ、撮影はスワヴォミール・イジャック、音楽はズビグニエフ・プレイスネルが担当。91年カンヌ映画祭主演女優賞(イレーネ・ジャコブ)、国際批評家連盟賞受賞。

◇ストーリー※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ポーランドの小さな村。ベロニカ(イレーヌ・ジャコブ)は、コンサート歌手としてのデビューも決まり、優しい恋人もいて恵まれた青春を送っていた。時折襲う胸の痛みだけが気がかりだった。ある日彼女は連帯のデモと機動隊が衝突する広場を逃れようとしている観光バスの中に、自分とそっくりの女の子を見つけて立ちすくんだ。彼女はベロニカには気づかず、盛んにカメラのシャッターを切っていた。そういえばいつももう一人の自分がいるような感覚があることをベロニカは思い出した。いよいよ演奏会の日、歌うベロニカは突然あの胸の痛みに襲われ、舞台の上で倒れ、そしてそのまま息絶える。同じ頃、ポーランドでシャッターを切っていたもう一人のベロニカ(イレーヌ・ジャコブ=二役)は、パリで知り合ったばかりの男とベッドをともにしていたが、突然の悲しみにとらわれ、何かが喪失したことを感じる。彼女は音楽教師のもとを訪れ、その才能を惜しまれながらもレッスンの中止を申し入れる。また彼女も突然胸の痛みに襲われた。パリのベロニカは小学校の音楽教師だった。彼女のお気に入りで、生徒たちに演奏させている200年前のオランダの作曲家の曲こそポーランドのベロニカが舞台で歌っていた曲だ。ある日、彼女は学校のホールで上演された人形劇を見て、その神秘性に魅了され、その人形使いアレクサンドル・ファブリ(フィリップ・ヴォルテール)に関心を抱く。その頃から彼女の回りにはポーランドのベロニカと通じ合う奇妙な出来事が起こり、さらに郊外に住む父親(クロード・ドュヌトン)の家にいたベロニカのもとに匿名で1本のテープが届く。彼女はそこに録音されていた車の発進からカフェのウェイトレスの声まで、行動の道程を示す音通りにしてカフェに行き着くと、そこにはアレクサンドル・ファブリが座っていた。運命の出会いを確信するベロニカだったが、単に小説を書くために実験してみたというファブリの答えにショックを受ける。だがそんなすれ違いの果てにやがて2人は互いの愛を確認しあう。全てが知りたいというファブリの前に自分のバッグの中身を全部取り出して見せるベロニカ。そこには彼女がポーランド旅行に行った時の写真が入っており、その1枚に自分とは別の、ポーランドのベロニカが写っていることに気がつく。その時パリのベロニカはもう1人のベロニカの存在を確信した。そして彼女の霊感によって自分を救い、恋を成就させてくれたことを実感するのだった。

(c) キネマ旬報社
(c) Variety Japan

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