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作品情報

ノスタルジア

◇基本データ

タイトルノスタルジア

原題Nostalghia

公開年1984年

製作国イタリア ソ連

配給フランス映画社

◇スタッフ

監督 アンドレイ・タルコフスキー (Andrei Tarkovsky)  

製作総指揮 レンツォ・ロッセリーニ (Renzo Rossellini)   マノロ・ボロニーニ (Manolo Bolognini)  

脚本 アンドレイ・タルコフスキー (Andrei Tarkovsky)   トニーノ・グエッラ (Tonino Guerra)  

撮影 ジュゼッペ・ランチ (Giuseppe Lanci)  

特殊メイク ジュリオ・マストラントニオ (Giulio Mastrantonio)  

音楽 ルードヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェン (Ludwig van Beethoven)   ジュゼッペ・ヴェルディ (Giuseppe Verdi)  

美術 アンドレア・クリザンティ (Andrea Crisanti)  

編集 エルミニア・マラーニ (Erminia Marani)   アメデオ・サルファ (Amedeo Salfa)  

衣装(デザイン) リーナ・ネルリ・タヴィアーニ (Lina Nerli Taviani)  

録音 Remo Ugolinelli (Remo Ugolinelli)  

スクリプター Massimo & Luciano Anzellotti (Massimo & Luciano Anzellotti)  

字幕 吉岡芳子 (Yoshiko Yoshioka)   柴田駿 (Shun Shibata)  

◇キャスト

俳優名役名

オレーグ・ヤンコフスキー (Oleg Jankovskii)Andrei Gorciakov

エルランド・ヨセフソン (Erland Josephson)Demenico

ドミツィアーナ・ジョルダーノ (Domiziana Giordano)Eugenia

パトリツィア・テレーノ (Patrizia Terreno)Gorcikov's Wife

ラウラ・デ・マルキ (Laura de Marchi)A Woman With a Towel

デリア・ボッカルド (Delia Boccardo)Domenico's Wife

ミレナ・ヴコティッチ (Milena Vukotic)Town Worker

◇解説

自殺したあるロシア人の音楽家の足跡を追って旅を続ける詩人の愛と苦悩を描く。エグゼキュティヴ・プロデューサーは、レンツォ・ロッセリーニとマノロ・ボロニーニ。監督・脚本は「アンドレイ・ルブリョフ」「鏡」「ストーカー」のアンドレイ・タルコフスキー、共同脚本は「エボリ」「サン★ロレンツォの夜」のトニーノ・グエッラ、撮影はジュゼッぺ・ランチ、べートーヴェンの〈交響曲第9番〉、ジュゼッペ・ヴェルディの〈レクイエム〉他の音楽を使用し、マッシモ&ルチアーノ・アンゼロッティが音響効果を担当。美術はアンドレア・クリザンティ、編集はエルミニア・マラーニとアメデオ・サルファ、衣裳をリーナ・ネルリ・タヴィアーニ、メイク・アップをジュリオ・マストラントニオが担当。出演はオレーグ・ヤンコフスキー、エルランド・ヨセフソン、ドミツィアーナ・ジョルダーノ、パトリツィア・テレーノ、ラウラ・デ・マルキ、デリア・ボッカルド、ミレナ・ヴコティッチなど。

◇ストーリー※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

イタリア中部のトスカーナ地方。詩人のアンドレイ・ゴルチャコフ(オレーグ・ヤンコフスキー)は、通訳のエウジェニア(ドミツィアーナ・ジョルダーノ)と共にモスクワからこの地にやって来た。目的は、18世紀にイタリアを放浪し故国に帰れば奴隷になると知りながら帰国し自殺したロシアの音楽家パヴェル・サスノフスキーの足跡を追うことだが、その旅ももう終わりに近づいていた。アンドレイがこの古都シエナの村まで来たのは、マドンナ・デル・パルトの聖母画を見たかったためだが、彼は車に残りエウジェニアがひとり教会を訪れた。ピエロ・デラ・フランチェスカが描いた出産の聖母像(イコン)に祈りを捧げる女たちとは対称的に膝まずくことのできないエウジェニア。温泉で知られるバーニョ・ヴィニョーニの宿屋で、アルセニイ・タルコフスキーの詩集をイタリア語に訳して読んでいるというエウジェニアに、アンドレイは反論する。「すべての芸術は訳することができない。お互いが理解しあうには国境をなくせばいい」と。アンドレイの夢に故郷があらわれる。なだらかな丘の家。妻と子供。白い馬とシェパード犬。シエナの聖カテリーナが訪れたという広場の温泉に湯治客が訪れている。人々が狂人と呼ぶドメニコ(エルランド・ヨセフソン)は、世界の終末が真近だと感じ家族を7年間閉じこめた変人だ。ドメニコを見かけたアンドレイは彼に興味を示すが、エウジェニアは、いらだったようにアンドレイの許を去った。ドメニコのあばら屋に入つたアンドレイは、彼に一途の希望をみた。ドメニコは、広場をろうそくの火を消さずに往復できたなら世界はまだ救われるというのだ。アンドレイが宿に帰ると、エウジェニアが恋人のいるローマに行くと言い残して旅立った。再びアンドレイの脳裏を故郷のイメージがよぎる。ローマに戻ったアンドレイは、エウジェニアからの電話で、ドメニコが命がけのデモンストレーションをしにローマに来ていることを知った。ローマのカンピドリオ広場のマルクス・アウレリウス皇帝の騎馬像にのぼって演説するドメニコ。一方、アンドレイはドメニコとの約束を果たしにバーニョ・ヴィニョーニにびきかえし、ろうそくに火をつけて広場をわたりきることを実行しはじめた。演説を終えたドメニコがガソリンを浴び火をつけて騎馬像から転落したころ、アンドレイは、火を消さないようにと、二度、三度と渡りきるまでくり返し試みるのだった。

(c) キネマ旬報社
(c) Variety Japan

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