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作品情報

私に近い6人の他人

◇基本データ

タイトル私に近い6人の他人

原題Six Degrees of Separation

公開年1995年

製作国アメリカ

配給UIP

◇スタッフ

監督 フレッド・スケピシ (Fred Schepisi)  

製作 フレッド・スケピシ (Fred Schepisi)   アーノン・ミルチャン (Arnon Milchan)  

製作総指揮 リック・キドニー (Ric Kidney)  

原作 ジョン・グアーレ (John Guare)  

脚本 ジョン・グアーレ (John Guare)  

撮影 イアン・ベイカー (Ian Baker)  

音楽 ジェリー・ゴールドスミス (Jerry Goldsmith)  

美術 パトリシア・フォン・ブランデンスタイン (Patrizia Von Brandenstein)  

編集 ピーター・ホネス (Peter Honess)  

字幕 進藤光太 (Kota Shindo)  

◇キャスト

俳優名役名

ストッカード・チャニング (Stockard Channing)Ouisa Kintridge

ドナルド・サザーランド (Donald Sutherland)Flan Kintridge

ウィル・スミス (Will Smith)Paul Poitier

イアン・マッケラン (Ian McKellen)Geoffrey

メアリー・ベス・ハート (Mary Beth Hurt)Kitty

ブルース・デイヴィソン (Bruce Davison)Larkin

リチャード・メイサー (Richard Masur)Dr.Fine

アンソニー・マイケル・ホール (Anthony Michael Hall)Trent

ヘザー・グラハム (Heather Graham)Elizabeth

エリック・サル (Eric Thal)Rick

◇解説

ニューヨークのいわゆる上流階級を舞台に、現代社会の多面性、虚飾、そして偽善を痛烈なタッチで炙りだしてゆくコメディ・ドラマ。ブロードウェイで絶賛を浴びたヒット舞台劇の映画化。監督は「ミスター・ベースボール」「星に想いを」のフレッド・スケピシ。製作はスケピシと「JFK」のアーノン・ミルチャン。脚本は原作戯曲も執筆した現代アメリカを代表する劇作家の一人で、映画でも「アトランティック・シティ」でアカデミー賞を受賞したジョン・グエア。撮影はスケピシの全作を手掛けるイアン・ベイカー。美術は「アマデウス」でアカデミー賞を受賞した「ビリー・バスゲイト」のパトリシア・フォン・ブランデンスタインで、画商夫妻が主人公であるためミケランジェロ、カンディンスキー、セザンヌ、ドガなどの絵画やメイプルソープの写真などが多数登場。音楽は「激流」などの巨匠ジェリー・ゴールドスミス。編集はピーター・ホネス。主演は舞台版でも同じ役を演じた「アップルゲイツ」「スモーク」のストッカード・チャニング(本作でアカデミー主演女優賞ノミネート)と、「M★A★S★H(マッシュ)」「アウトブレイク」のドナルド・サザーランド。共演は「メイド・イン・アメリカ」などにも出演したラップ歌手のウィル・スミス、「スキャンダル」のイアン・マッケレン、「ショート・カッツ」のブルース・デイヴィソンと「エイジ・オブ・イノセンス 汚れなき情事」のメアリー・ベス・ハート、「彼と彼女の第2章」のリチャード・メイサー、「シザーハンズ」のアンソニー・マイケル・ホール。

◇ストーリー※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ある朝、ニューヨーク5番街の高級アパートに住むウイザ(ストッカード・チャニング)と夫で画商のフラン(ドナルド・サザーランド)は「今朝はひどい目にあった」と驚きも冷めやらぬ様子で、慌てて友人の結婚式に出掛けていった。結婚式のあと、二人は社交界の仲間たちに昨夜どんな「ひどい目」にあったかを語る――夫妻は資金繰りのために南アの金鉱王で友人のジェフリー(イアン・マッケレン)を家に招いていた。そこにポールと名乗る青年(ウィル・スミス)が血まみれになって助けを求めてきた。黒人だが身なりも立派で、ハーバード大に通う子供の同級生、しかも名優シドニー・ポワティエの息子と名乗り、知性あふれ弁舌爽やかなポールに一同はすっかり魅了され、出資の件も片づく。夫妻は喜んでポールを家に泊めた。翌朝ウイザが起こしに行くと、ポールは見知らぬ男と全裸で抱き合っている。夫妻は仰天して二人を叩きだす。二人はあちこちでこの事件を話すが、友人のラーキン(ブルース・デイヴィソン)とキティ(メアリー・ベス・ハート)からまったく同じ話を聞かされる。親たちはハーバードに通う子供たちに心当たりはないか詰問、子供たちは大反発するが、やがてMITに通うトレント(アンソニー・マイケル・ホール)が犯人だと探りだす。ゲイでコンプレックスの固まりの彼は、街で出会ったポールと同棲し3ヶ月で上流階級のマナーや喋り方、友人の家族状況などをすべて教え込んだというのだ。やがて事件も忘れ、ウイザとフランはイタリア旅行に行く。ところが帰国後、エリザベス(ヘザー・グラハム)という娘が「フランの黒人の隠し子」のことを訴えてくる――彼女と恋人のリック(エリック・サル)は俳優志望でニューヨークに出てきたが、そのギリギリの生活にポールが入り込み、リックを誘惑してなけなしの貯金をだまし取った、しかも彼はポールのセックスの虜になってしまったというのだ。ラーキン夫妻がリックの自殺を目撃し、エリザベスはポールを告訴する。そしてある晩、ウイザにポールから電話がある。いつになく真摯な声のポールは、ウイザに問われるまま罪を告白し、すべてウイザたちの生活に憧れてしたことで悪意はない、今でもウイザたちが大好きだという。元々ポールに好意を感じていたウイザは自首を勧め、晴れて出所したら自分たちの家に引き取ると約束する。フランは怒るが、ウイザの主張に折れて二人でポールを迎えにいく。だが渋滞に巻き込まれ、夫妻がついた時にはポールは警察に連行されるところだった。ウイザは警察にポールの消息を尋ねるが、家族でもなく、本名も知らないのでは取り合ってもくれない――とある昼食会でウイザは以上のことを語り、その後、留置所で黒人の青年が首吊り自殺し、その時使ったのが夫妻がポールに与えたのと同じピンク色のシャツだった、と結ぶ。彼女は涙ぐんでいるが、夫のフランはまったく酷い目にあったというだけ。夫の態度にウイザは自分たちの生活がいかに欺瞞に満ちていたかを自覚する。席を立った彼女はフランの制止を振りきり、一人で街を歩いていく。

(c) キネマ旬報社
(c) Variety Japan

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