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作品情報

クルックリン

◇基本データ

タイトルクルックリン

原題Crooklyn

公開年1995年

製作国アメリカ

配給UIP

◇スタッフ

監督 スパイク・リー (Spike Lee)  

製作 スパイク・リー (Spike Lee)  

製作総指揮 ジョン・キリク (Jon Kilik)  

脚本 ジョーイ・スザンナ・リー (Joie Susannah Lee)   サンキ・リー (Cinque Lee)   スパイク・リー (Spike Lee)  

撮影 アーサー・ジャファ (Arthur Jafa)  

音楽 テレンス・ブランチャード (Terence Blanchard)  

美術 ウィン・トーマス (Wynn Thomas)  

編集 バリー・アレキサンダー・ブラウン (Barry Alexander Brown)  

衣装(デザイン) ルース・カーター (Ruth Carter)  

字幕 進藤光太 (Kota Shindo)  

◇キャスト

俳優名役名

アルフレ・ウッダード (Alfre Woodard)Carolyn

デルロイ・リンド (Delroy Lindo)Woody

デイヴィッド・パトリック・ケリー (David Patrick Kelly)Tony Eyes

ゼルダ・ハリス (Zelda Harris)Troy

カールトン・ウィリアムス (Carlton Williams)Clinton

シャリフ・ラシュド (Sharif Rashed)Wendell

ツィーマック・ワシントン (Tse Mach Washington)Joseph

クリス・ノウィングス (Christopher Knowings)Nate

ホセ・ズニーガ (Jose Zuniga)Tommy La La

イサイア・ワシントン (Isaiah Washington)Vic

Ivelka Reyes (Ivelka Reyes)Jessica

スパイク・リー (Spike Lee)Snuffy

ジョーイ・スザンナ・リー (Joie Susannah Lee)Aunt Maxine

◇解説

社会的な問題作・話題作を作り続ける映画作家スパイク・リーが、ニューヨークはブルックリンで過ごした自身の少年時代を描いたファミリー・ドラマ。「麻薬やギャング、ヒップホップなど、これまで自分が描いてきたものは、アフリカ系アメリカ人の一面にしか過ぎず、別の側面を描き出したかった」と言う監督の言葉どおり、前作「マルコムX」とは一転して穏やかな作風が目を引くが、黒人としての誇りという主張は一貫して根底にある。女優の妹ジョーイ・スザンナ・リー、映画作家・俳優の弟サンキ・リーと共同で執筆した脚本を、スパイクの製作・監督で映画化(スパイクとジョーイは出演も)。エグゼクティヴ・プロデューサーはスパイクの盟友で「プレタポルテ」のジョン・キリク、撮影は「マルコムX」で第2班撮影監督を務めたアーサー・ジャファ、美術は初の劇映画「シーズ・ガッタ・ハヴ・イット」以来、監督の全作品を手掛けるウィン・トーマス、衣装は「マルコムX」のルース・カーターが担当。音楽は『スクール・デイズ』(V)以降の全作品に携わるテレンス・ブランチャードがスコアを書き、カーティス・メイフィールド、アイザック・ヘイズ、スティーヴィー・ワンダー、ジェームズ・ブラウンなど、70年代のソウル・ミュージックのヒット曲の数々が全編に流れる。出演は「心のままに」のデルロイ・リンド、「愛が微笑む時」のアルフレ・ウッダード、子役のゼルダ・ハリスら。

◇ストーリー※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

70年代のブルックリン。カーマイケル一家はクリントン(カールトン・ウィリアムス)、ウェンデル(シャリフ・ラシュド)、ネイト(クリス・ノウィングス)、ただ一人の女の子トロイ(ゼルダ・ハリス)、末っ子のジョセフ(ツィーマック・ワシントン)と5人の育ちざかりの子供に母親の声が重なって、とにかく騒々しい毎日だ。大黒柱のはずのダディ(デルロイ・リンド)は売れない音楽家で、自分の音楽にこだわるあまり家計の貧しさから逃避しているが、子供たちにはとても甘い。マム(アルフレ・ウッダード)は家計のために昼夜を分かたず働き、子供たちには口うるさく接するが、それも良識ある人間に育てようとしてこそ。当然子供たちは「ダディの方がいい」と言っては、またもやマムに怒られる。マムの目を盗み、夜中にこっそりテレビを見るのも楽しみの一つ。平凡な家の中の日常とは裏腹に、一歩表へ出ると近所のチンピラ兄弟(スパイク・リーほか)がシンナー代欲しさに子供たちを脅迫し、隣人とは犬猿の仲でトラブルばかり。そして家の中でもついに、金にならない曲ばかり書いているダディにマムの怒りが爆発した。家を出ることになったダディを見送る子供たちに、寂しさは隠せない。しばらくしてダディは戻ってくるが、音楽への情熱はそのままで夫婦の間は平行線、事あるごとに家計についての議論が持たれる。夏休み。トロイはうるさい親兄弟と離れて、叔母さんの家で優雅なひとときを送る。初めは嫌がっていたが、いとこのヴァイオラとは仲良しになれたし、お誕生日も祝ってもらって、かなりご機嫌。ただ、厳格でデリカシーのないソング叔母さんのことは好きになれない。1ヶ月が経ち、トロイにマムから手紙が届く。ようやくダディのコンサートが実現し、帰りの飛行機のチケットが同封されていた。ニューヨークの空港に降り立ったトロイは、迎えに来たマキシン叔母さん(ジョーイ・スザンナ・リー)から、マムが入院したことを知らされる。病院のベッドでマムは「自分に代わって兄弟の面倒を見て」と頼み、間もなく帰らぬ人となる。涙は見せないものの、葬儀に出ないと駄々をこねるトロイにダディは優しく説得する。ようやくたちなおったトロイは兄弟の姿を見て、マムとの約束を果たさねばと心に誓う。大きな悲しみの後で、彼女は少し大人になったようだ。

(c) キネマ旬報社
(c) Variety Japan

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