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作品情報

フィオナの海

◇基本データ

タイトルフィオナの海

原題The Secret of Roan Inish

公開年1996年

製作国アメリカ

配給大映(大映=アミューズ=TBS提供)

◇スタッフ

監督 ジョン・セイルズ (John Sayles)  

製作 マギー・レンジ (Maggie Renzi)   サラ・グリーン (Sarah Green)  

製作総指揮 ジョン・スロス (John Sloss)   Glenn R. Jones (Glenn R. Jones)   ピーター・ニューマン (Peter Newman)  

原作 ロザリー・K・フライ (Rosalie K. Fry)  

脚本 ジョン・セイルズ (John Sayles)  

撮影 ハスケル・ウェクスラー (Haskell Wexler)  

音楽 メイソン・ダーリング (Mason Daring)  

美術 エイドリアン・スミス (Adrian Smith)  

編集 ジョン・セイルズ (John Sayles)  

衣装(デザイン) コンソラータ・ボイル (Consolata Boyle)  

字幕 進藤光太 (Kota Shindo)  

◇キャスト

俳優名役名

ジェニ・コートニー (Jeni Courtney)Fiona

アイリーン・コルガン (Eileen Colgan)Tess(Grand Mother)

ミック・ラリー (Mick Lally)Hugh(Grand Father)

Richard Sheridan (Richard Sheridan)Eimon

ジョン・リンチ (John Lynch(2))Tadd

シリアン・バーン (Cillian Byrne)Jamy

スーザン・リンチ (Susan Lynch)Selky

◇解説

アイルランドの北西部海岸地帯を舞台に、民話風の物語の中、次第に失われていく海と共に生きることの真の豊かさを、一人の少女の目を通して再発見してゆくファンタジー。監督・脚本・編集は「希望の街」のジョン・セイルズ。製作はセイルズの第1作「セコーカス・セブン」に主演して以来、長年その作品を支えてきたマギー・レンジと、「希望の街」からレンジと組んでセイルズ作品のプロデュースに当たっているサラ・グリーン。原作はケルトの妖精に関する民間伝承をモチーフにしたロザリー・K・フライの『フィオナの海』(邦訳・集英社、ダイジェストの絵本版『海の少女』はすえもりブックス)。撮影は「メイトワン1920」でセイルズと組んだ「狼たちの街」の名匠ハスケル・ウェクスラー。音楽は「希望の街」などセイルズ作品のほとんどを手掛けるメイソン・ダーリング。美術はエイドリアン・スミス。主演は主役の少女フィオナに1000人近いオーディションで選ばれた新人の子役ジェニ・コートニー。共演は「キャル」のジョン・リンチなどアイルランドの名優たち。94年の京都国際映画祭では『ローン・イニッシュの秘密』の題で上映。

◇ストーリー※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

フィオナ(ジェニ・コートニー)は都会で出稼ぎする父の所から、アイルランド北西の海岸で暮らす祖父母(ミック・ラリー、アイリーン・コルガン)の所に帰ってきた。彼女の一族は代々沖に浮かぶローン・イニッシュ島で暮らしてきたが、今では島は無人島になっている。また一家は弟のジェミーを揺籠のまま波にさらわれて失っていた。フィオナは祖父に島にまつわる昔話を聞いて想像を膨らませ、いつかみんなで島に戻るべきだと思う。祖母はそんな迷信めいた話にいい顔をしない。フィオナは祖父と従兄弟のイーモン(リチャード・シェリダン)と一緒にローン・イニッシュ島を訪ねるが、一家の昔の家にはなぜか人の気配が。そして彼女は野原を裸で駆け回るジェミー(シリアン・バーン)の姿を見た。彼は海に浮かべた揺籠に乗ってアザラシと共に逃げ去る。フィオナは父の従兄弟で、村の人から気違い扱いされているタッドから、一族にまつわる伝説を聞く。彼らは海の妖精セルキー(スーザン・リンチ)の血を引く、海に生きる一族なのだ。霧の深いある日、フィオナがアザラシに導かれるようにボートで漂流して島にたどりつき、家のなかでジェミーとアザラシが一緒に食事しているのを見る。弟は彼女に気がつくとまた海に逃げていった。フィオナはこのことを祖父とイーモンに話すが、二人は信じず、また決して祖母には言わないようにと口止めされる。祖父母の借りている家に別の借り手がつき、引っ越さなくてはならなくなった。今まで海と共に生きてきた祖父にとって、海岸から離れることのショックは大きい。フィオナはそれなら島に帰るべきだと考え、イーモンを説得して密かに島に通い、二人で昔の家を修理する。嵐の気配がするある午後、フィオナはついに祖母にジェミーが生きていると言ってしまう。すると祖母は人が変わったようになり、手早く荷物をまとめ、すぐに島に連れていけという。島について、祖父母は二人の孫が家を綺麗に修理したことを知り、再びここに住もうと思う。そして夜、アザラシに導かれてジェミーが家族のもとに戻ってきた。

(c) キネマ旬報社
(c) Variety Japan

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