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作品情報

サムバディ・トゥ・ラブ

◇基本データ

タイトルサムバディ・トゥ・ラブ

原題Somebody to Love

公開年1996年

製作国アメリカ

配給パイオニアLDC=メディアボックス=シネセゾン(パイオニアLDC提供)

◇スタッフ

監督 アレクサンダー・ロックウェル (Alexandre Rockwell)  

製作 リラ・カゼス (Lila Cazes)  

製作総指揮 ジャン・カゼ (Jean Cazes)  

脚本 セルゲイ・ボドロフ (Serguei Bodrov)   アレクサンダー・ロックウェル (Alexandre Rockwell)  

撮影 ロバート・イオマン (Robert Yeoman)  

音楽 メイダー (Mader)  

音楽監修 Charlie Midnight (Charlie Midnight)  

作曲 ティト・ラリヴァ (Tito Larriva)  

作詞 ティト・ラリヴァ (Tito Larriva)  

美術 J・レイ・フォックス (J. Rae Fox)  

編集 エレナ・マガニーニ (Elena Maganini)  

衣装(デザイン) アレクサンドラ・ウェルカー (Alexandra Welker)  

字幕 菊池浩司 (Koji Kikuchi)  

◇キャスト

俳優名役名

ロージー・ペレズ (Rosie Perez)Mercedes

ハーヴェイ・カイテル (Harvey Keitel)Harry Harrelson

アンソニー・クイン (Anthony Quinn)Emillo

マイケル・デ・ロレンゾ (Michael DeLorenzzo)Ernesto

スティーヴ・ブシェーミ (Steve Buscemi)Mickey

スタンリー・トゥッチ (Stanley Tucci)George

Gerardo (Gerardo)Armand

Steven Randazzo (Steven Randazzo)Nick

Paul Herman (Paul Herman)Pinky

サミュエル・フラー (Samuel Fuller)Sam Silverman

クエンティン・タランティーノ (Quentin Tarantino)Bartender

◇解説

ロサンゼルスの下町、イーストL.A.のクラブに集まる市井の人々の哀歓を、心暖まるタッチで綴った群像劇。監督は「イン・ザ・スープ」「フォー・ルームス」の米インディーズ映画の俊英アレクサンダー・ロックウェルで、敬愛するフェデリコ・フェリーニ監督の「カビリアの夜」にインスパイアされたという。脚本はロックウェルトとロシアから亡命したセルゲイ・ボドロフの共同。製作はリラ・カゼス、エグゼクティヴ・プロデューサーはジーン・カゼス。撮影は「ドラッグストア・カウボーイ」のロバート・イオマン、音楽は「イン・ザ・スープ」のメーダーがスコアを書き、主題歌はエンヤの『ダナドゥア』。また、「フロム・ダスク・ティル・ドーン」にもその曲が使用されたカチーノ・ミュージックの雄、ティト・ラリヴァが自らもバンド〈ティト&タランチュラ〉として出演し、演奏を聴かせる。ロックウェルの意向で、ジョン・カサヴェテス監督の「チャイニーズ・ブッキーを殺した男」を意識したクラブのセットを手掛けた美術はJ・レイ・フォックス、編集はエレナ・マガニーニ、衣裳はアレクサンドラ・ウェルカーが担当。出演は「フィアレス」「あなたに降る夢」の個性派女優ロージー・ペレズで、これが初主演作。共演は「ユリシーズの瞳」のハーヴェイ・カイテル、「ジャッジメント・ナイト」のマイケル・デ・ロレンゾ、「イン・ザ・スープ」「ファーゴ」のスティーヴ・ブシェーミ、フェリーニの「道」や「雲の中で散歩」の名優アンソニー・クイン、そしてロックウェルの「父の恋人」などに出演している映画監督のサミュエル・フラー、「フォー・ルームス」の監督クエンティン・タランティーノほか。

◇ストーリー※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

メルセデス(ロージー・ペレズ)は場末のクラブ「ガールズ」で1曲1ドルで誰とでも踊る、しがない“タクシー・ダンサー”として働いていた。いつかハリウッドで女優になる日を夢見ている。ボーイフレンドのハリー(ハーヴェイ・カイテル)は、かつTVのスターだったが今は売れない俳優。芸能界での成功の鍵を握るのはマネージャー次第で、メルセデスにもハリーのマネージャーのジョージ(スタンリー・トゥッチ)が付くが、これがいい加減を絵に描いたような男で、おまけにセクハラの被害にまで遇う。ある日、店にメキシコ系の若者アーネスト(マイケル・デ・ロレンゾ)がやって来て、コケティッシュな彼女の魅力にひと目惚れしてしまう。不法労働者のアーネストは、ラテン系の恰幅のいい老人エミリオ(アンソニー・クイン)と出会い、彼に気に入られて「仕事にありつきたかったらいつでも来い」と言われる。アーネストは店に通いつめるが、彼女の方は全く関心がない。彼の境遇に同情したメルセデスは一緒にモーテルに入るが、寝る時は別々だった。彼からのサングラスのプレゼントのお返しに、メルセデスは頬にキスする。彼女に夢中で物入りが増えたアーネストはエミリオの事務所を訪ね、'ブツ”の運び屋として雇われる。その仕事で得た報酬で、アーネストはメルセデスに高価なドレスをプレゼントし、ゲイの同僚ミッキー(スティーヴ・ブシェーミ)ら店の仲間たちは大騒ぎ。一方、N.Y.での再デビューを夢見るハリーは、そのために妻と離婚する費用が1万ドル要ると言う。そこへ彼の妻子が帰ってきて、メルセデスは素足で彼の家を追い出された。ハリウッド・ヒルズの帰り道、ロールス・ロイスを横転させて座り込んでいた老人(サミュエル・フラー)と遭遇。ハリウッドのプロデューサーだと言う老人は、彼女の夢をかなえてくれるかに見えたが、それも束の間、眠るようにポックリ逝ってしまう。翌日、ハリーはどうしても1万ドルが必要だと告げ、メルセデスは何気なくアーネストにそのことを話す。その夜、二人は初めて結ばれた。アーネストは手っとり早く1万ドルを稼ぐために殺しの仕事を引き受け、成功するが面が割れてしまう。アーネストはカフェでメルセデスに会い、1万ドルの入った紙袋を渡す。彼を逃がそうとするセルセデスの前で、アーネストは追手に撃たれて殺された。'メルセデス”と刺青が彫られた胸が、みるみる血に染まる。アーネストと二人で歩いた海岸通りをたった一人で歩くメルセデスは、いつしか子供たちが陽気に歌い踊る輪の中にいた。

(c) キネマ旬報社
(c) Variety Japan

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