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作品情報

わらの犬

◇基本データ

タイトルわらの犬

原題Straw Dogs

公開年1972年

製作国アメリカ

配給20世紀フォックス配給

◇スタッフ

監督 サム・ペキンパー (Sam Peckinpah)  

製作 ダニエル・メルニック (Daniel Melnick)  

原作 ゴードン・M・ウィリアムス (Gordon M. Williams)  

脚色 サム・ペキンパー (Sam Peckinpah)   デイヴィッド・ツェラグ・グッドマン (David Zelag Goodman)  

撮影 ジョン・コキロン (John Coquillon)  

音楽 ジェリー・フィールディング (Jerry Fielding)  

編集 ポール・デイヴィス (Paul Davies)   ロジャー・スポティスウッド (Roger Spottiswoode)   トニー・ローソン (Tony Lawson)  

字幕 清水俊二 (Shunji Shimizu)  

◇キャスト

俳優名役名

ダスティン・ホフマン (Dustin Hoffman)David

スーザン・ジョージ (Susan George)Amy

ピーター・ボーガン (Peter Vaughan)Tom_Hedden

T・P・マッケンナ (T. P. McKenna)Malor_Scott

Del Henney (Del Henney)Venner

コリン・ウェランド (Colin Welland)Rev._Hood

サリー・トムセット (Sally Thomsett)Janice

Donald Webster (Donald Webster)Riddaway

Len Jones (Len Jones)Bobby_Hedden

Michael Mundell (Michael Mundell)Bertie_Hedden

ピーター・アーン (Peter Arne)John_Niles

◇解説

暴力が横行する現代アメリカから平和を求めてイギリスの片田舎に妻とともに逃れてきた若い数学者がたどる宿命を描く。原題のSTRAW DOGS(わらの犬たち)は、中国の思想家老子の語録の中からとった言葉で、超人間的存在である天から見れば、人間の行動は護身のために焼くわらの犬のようにちっぽけな存在にすぎないという意味である。製作はダニエル・メルニック、監督は「砂漠の流れ者」のサム・ペキンパー、ゴードン・M・ウィリアムスのベストセラー小説を、ペキンパーとデビッド・Z・グッドマンが脚色した。撮影はジョン・コキロン、音楽はジェリー・フィールディング、編集はポール・デイビス、ロジャー・スポティスウッド、トニー・ローソンが各々担当。出演は「小さな巨人」のダスティン・ホフマン、「小さな目撃者」のスーザン・ジョージ、同じくピーター・ヴォーン、T・P・マッケンナなど。

◇ストーリー※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

現代。アメリカの若い宇宙数学者デビッド(ダスティン・ホフマン)は、自らの平和主義の信念に従い、暴力に満ちたアメリカの現体制に反発し、エミー(スーザン・ジョージ)と共にイギリスに渡った。コーンウォール州の片田舎にある農家に住み、何ものにも煩わされることなく数学の研究に専念し、書物にしようと考えていた。エミーもコーンウォール出身で、この村に移ってくるとたちまち村の若者の眼をひいた。デビッド夫妻は農家に落ち着くと、早速職人たちを雇って納屋の修理をさせることにした。ところが、その中に、エミーがデビッドと結婚する前に肉体関係のあったベナー(デル・ヘナー)がいたのだ。ある日、デビッドが村の若者たちにすすめられ、彼らがあらかじめ用意しておいた狩場へ鳥を撃ちに出かけた留守中に、彼を誘いだす計画をたてたベナーとスカットがエミーに暴行を加えた。数日後、村の教会で村人たちの懇親会が開かれ、デビッド夫妻もそれに出席した。懇親会はなごやかな雰囲気の中で行なわれたが、エミーは楽しめなかった。彼女の記憶の中に、ベナーたちに犯された時の恐怖と苦痛、それらの感情と矛盾した歓びに似た感情が交錯していたのだ。だがデビッド夫妻の運命を狂わせる事件は、そのなごやかな雰囲気の懇親会が発端だった。懇親会に出席していた精神薄弱者のジョン・ナイルス(ピーター・アーン)が村の行動的な娘エマに誘い出され、納屋に入った。エマの兄ボビーは、エマがジョンと行方をくらましたことを父親トム・ヘッドン(ピーター・ヴォーン)に告げるとトムは怒り狂い、次男のバーティーも呼んで、2人を探しにでかけた。一方納屋の中で隠れていたジョンは、彼女をヘッドン一家が探しだしにきた気配を感じ急にあわてだした。エマは思わず悲鳴をあげた。狼狽したジョンは両手で彼女の口をふさごうとしたが、遂に首を絞め死に至らしめた。ジョンは自分の過失の重大さに気づき、濃霧の中を道路に飛びだした。一方、デビッドとエミーは懇親会の帰途、車が村端に差し掛かると、突然ヘッドライトの中にジョンが飛び込んできた。デビッドは驚いて車を止めたが間に合わなかった。ジョンは車にはねられ傷を負った。デビッドはジョンを家に連れて帰り傷の手当てをした後、村の酒場に連絡し医師をよこすよう依頼した。ちょうどその酒場には、ジョンを探し回っていたヘッドン一家がいたため、彼らは直ちにデビッドの家に押しかけ、ジョンの引き渡しを要求してきた。だがデイヴィッドはこれを聞き入れようとはしなかった。彼を渡せば、なぶり殺しにされてしまうことが火を見るより明らかだからだ。彼は戦う決心をした。数時間の死闘がくりひろげられた。デイヴィッドの頭脳的な作戦の前に一家は破滅した。

(c) キネマ旬報社
(c) Variety Japan

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